石垣が少し残るのみ
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- 旅行時期:2016/04(約10年前)
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by はまちゃんさん(男性)
那覇 クチコミ:468件
首里図書館の通り(龍潭通り)を挟んで向かい側、道路わきに「天王寺跡」の説明板があります。
「天王寺」は尚円王が創建した臨済宗の寺院で、円覚寺・天界寺とともに、首里三ケ寺のひとつに数えられるお寺です。現在、お寺があったところにはキリスト教の教会が建っていて、お寺に関する建物などは全く無くて、石垣が少し残るのみで特別観るものはありません。
現地にある説明版には写真とともに次のような記述があります(添付写真参照)。
『琉球王国時代の臨済宗の寺院跡。
第二尚氏王統の始祖尚円が成化年間(1465~1487)に創建したといわれ、尚円が王位に就く前の邸宅で、第三代国王尚真の生誕地とされる。後に、国王は円覚寺、王妃は天王寺、未婚の王子・王妃は天界寺に祀られたことから、円覚寺・天界寺とともに三ヵ寺と称される尚家の菩提寺の一つとなり、国王の元服・即位の際には三ヵ寺を行幸するのが例となった。寺域は約700坪であり、末寺には建善寺・広徳寺・蓮華院などがあった。
1879年(明治12)の沖縄県設置後に尚家の私寺となったが、その後払い下げられ、仏像・神位(位牌)・梵鐘などは円覚寺に移され、本殿である方丈殿は、1903年(明治36)に女子実業補習学校(後の島尻女子工業徒弟学校)の校舎として島尻郡小禄間切(現那覇市)に移築された。1933年(昭和8)に寺域の西半分(341坪)を日本メソジスト首里教会が購入し、会堂を建立した。1945年(昭和20)の沖縄戦後には、日本基督教団首里教会として現在に至っている。現在は、首里教会入口と隣接する民家の後方に、天王寺の石垣が残されている。』
- 施設の満足度
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3.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- アクセス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 見ごたえ:
- 3.0
クチコミ投稿日:2016/04/16
いいね!:2票
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