北緯50度線国境標石がある
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- 旅行時期:2016/03(約10年前)
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by しそまきりんごさん(男性)
根室 クチコミ:67件
樺太にあった日本とロシアの国境標石が展示してあります。
国境標石はたしか、ユジノサハリンスクのサハリン州郷土博物館にあったはずでは…と思うかもしれませんが、実は、国境標石は4つあったそうです。
ユジノサハリンスクにあるのは1号標石。
ここにあるのは2号標石だそうです。
1990年代にロシアから譲り受けたとのことです。
資料館は、その他にもいろいろな展示や解説がある根室の郷土資料館です。
しかし、市の中心部からだいぶ離れた花咲地区にあります。
入場無料です。
公共交通機関の場合、根室駅前から花咲港行きのバスに乗って、花咲港または車石入口で降りると近いです。
大したことのない漁業の街と思っていた根室のことが、詳しく分かります。
根室はもともと、ノッカマップ付近にあり、クナシリ・メナシの戦いの後、処刑の場所を忌み嫌って現在の場所に移ったこと。
根室に空襲があって、多くの死傷者をだしたことなど、知らなかった意外な事実が展示によって分かります。
静内のアイヌ民俗資料館、札幌の北海道博物館で行われた夷酋列像展など、それまで見てきたいろいろなことがつながりました。
北海道で空襲があったなんて、本州に住んでいると聞いたこともなく、ソ連軍の侵攻?と思ってしまいますが、米軍による空襲や艦砲射撃があったそうです。
千島列島への要衝であるばかりか、戦前にリンドバーグが北太平洋航路開拓の途中に寄るなど、米本土とのルートとしての位置づけもあったのかもしれません。
資料館には、根室半島にあるアイヌの砦、チャシに関する解説や模型なども展示されていたので、現地と合わせて訪れると良いと思います。
また、資料館の前の道を1kmほど進むと根室の名勝、車石があります。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 2.5
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 展示内容:
- 4.0
- バリアフリー:
- 2.5
クチコミ投稿日:2016/04/05
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