旭山動物園

ペンギンがそのすべて

4.0
旅行時期：2016/02（約8年前）

旭川クチコミ：1件

日本最北端にあり、動物の行動展示と共生展示で有名だが、日本以上に中国で超有名になってしまった。私が行った2月も春節と重なったこともあるが、観光客の７割くらいが中国人。....実に騒がしい。

園内、１つ１つの動物展示を大事にしているのがよくわかるのだが、動物園と呼ぶには種類が少ない。
個人的な印象として、有名なペンギン館およびペンギンのお散歩をじっくり観る、旭山動物園にくる意義はほぼこれに尽きるのではないか。

ペンギン館は本当によくできていて、手を伸ばせばペンギンに届きそうなほど。
行動特性に沿って柵の中のデザインがよく考えられているので、氷の橋の上をヨチヨチ歩く姿や、時々氷に足を取られて滑りそうになっているところが観察できる。
私は30分以上じーっと見つめてしまった。

そして11:30と14:30に開催されるお散歩は、正に至福の時。
手が届きそうというより、目前20ｃｍを数頭のペンギンがヨチヨチ通りすぎていくので、通常では考えられない程の近距離で観ることができる感動もの。
あっという間にペンギン達は通りすぎてしまうのが名残惜しい.....
(夏場だとペンギンは皆暑さで参って全く動かず、お散歩も冬シーズンのみ実施なので、冬場が絶対おススメ)

残りはレッサーパンダの展示も秀逸なのと、カバ館やアザラシ館、ユキヒョウの展示などもそれなりに楽しめた。
寒冷地に住む動物がメインだが、ライオンやキリンなど、元々はサバンナに住む動物もサラリと一通りみて（寒くて震えていて可哀想だったが）約３時間を要した。
そのうちペンギンに要したのが１時間。

1点注意は、園内はほぼ坂でアップダウンが結構あるが、冬場は雪で地面が凍り、非常に不安定で危ない。係員が絶えず滑り止めを撒いたり、氷を削ったりしてくれているが、それでもお年寄りにはこの坂道は厳しいと思った。
またスーツケースを預けるロッカーは園内にあるにはあるが、数が多くない。
旭川駅構内（バス停近く）の観光物産情報センターでも預かってくれる（1個700円で夕方5時まで）