囚人道路の片隅に…
- 3.0
- 旅行時期:2015/11(約10年前)
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by しそまきりんごさん(男性)
北見 クチコミ:76件
足に鎖を引きずった遺体は、道の横に土まんじゅうとして埋められ、その上に鎖が乗せられたそうです。
監獄のある網走から北見峠まで約163km。
ロシアのシベリア鉄道建設に危機感を抱いていた明治政府は、明治24年(1891年)、囚人を使った突貫工事を行い、北海道を東西に貫く中央道路が作られたそうです。
食料事情も衛生状態もままならなず、工期がわずか半年あまりという道路建設は苛烈を極め、道路沿いにはいくつもの土まんじゅうが作られることとなったそうですが、それも周辺の開拓が進むうちに消え、現在、明確に残されているものがここ緋牛内の鎖塚だそうです。
訪れた時は、冬の初め。
全てのものを包み込む雪が、苦しみや悲しみの詰まった土まんじゅうを、その美しい白で覆い隠していました。
場所は石北本線の緋牛内駅から1kmほどの距離、または北見~美幌・津別のバス停「緋牛内」から900mほどの距離です。
道道104号線から分かれた道路が、丘へ上がっていこうとする坂の途中にあり、駐車場などはありません。
冬でも少しだけ塚の方に道幅より余計に除雪してあったため、路肩に車を停められるかもしれません。
鎖塚の前の道路は意外にも車の往来が頻繁にあったので、訪れるには少し注意が必要かもしれません。
- 施設の満足度
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3.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 2.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
- 2.0
- 見ごたえ:
- 3.0
クチコミ投稿日:2015/11/27
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