虚飾なき戦のための城が魅せる究極の機能美
- 5.0
- 旅行時期:2015/11(約10年前)
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by Flocons-de-neigeさん(男性)
姫路 クチコミ:2件
木造の日本の城はそれでなくとも焼失することが多く、明治維新の廃城、第二次大戦の空襲など大きな惨禍を乗り越えて今の時代のこれだけの規模で残っていることは本当に奇跡的。実際に石の壁で作られる西洋の城も内部の設備は木造で作られる部分も多く、戦のための城で、当時そのままに近い形を見られるものはそうそうありません。立派な天守閣に目が行きがちですが、城壁や数々の城門、櫓などが多数残っていて、往年の景観を色々な方角から楽しめるのも姫路城ならでは。美しい外観は実際に入場してみればそれぞれが戦うための機能を果たしており、天守の内部も張り詰めた緊張感のある建物です。客を迎える宮殿としての機能を果たした御殿のたてものは失われていますが、姫路城の本質はしっかりと残っています。お客が多いため、通行がそこかしこで規制されているため、修理以前のように自由に天守周りを歩き回れないのは残念ですが、ルートが分かりやすくなっていて迷いづらくなっているのはメリットとも言えるかもしれません。城の内部で増えすぎた樹木がかなり整理されてさらに往年の外観に近づいているようです。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 4.5
- 姫路駅から真正面なので迷うことなし。かなりの距離は歩きますがゆっくりなら疲れない
- 人混みの少なさ:
- 2.0
- 修理後は大混雑です。
- バリアフリー:
- 2.0
- 城の機能がバリアそのものなので
- 見ごたえ:
- 5.0
- この時代に残っていることが奇跡。
クチコミ投稿日:2015/11/08
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