よくぞ・・。しかし御鉢まで。
- 4.0
- 旅行時期:2015/10(約9年前)
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by ごん太2さん(男性)
霧島温泉郷 クチコミ:3件
ここ最近トレッキングとか、ちょっとした山登りをしてきたが、この山ほど度肝をぬかれたところはなかった。高千穂ビジターセンターに聞いて地図をもらうと、頂上(天の逆鉾)まで1時間30分とある。ならば私たち老夫婦も行けるだろうと勇んで出発。
霧島神宮古宮をあとに、紅葉しはじめた灌木の道を30分ほど。まだ余裕だ。ところが溶岩や溶岩礫の道に入ると、まるで砂利の中を歩くように、足がめりこむではないか。歩くたびに砂ぼこりが舞い立つ。2本のストックでバランスをとりながら、ゆっくり上をめざす。ゆっくりしか行きようがないのだ。妻は身軽なのでストックは1本。片手は手袋。溶岩に手をついて、先へと進んでいく。コースの溶岩のあちこちに黄色いペンキがぬってある。それが目印なんだそうだ。歩くこと出発からすでに2時間ほどか、やっと御鉢に着く。水はたまっていないが、蔵王にもひけをとらない雄大さ。雲一つない紺碧の空に、なんと映えた景色だろうか。疲れを吹き飛ばすおにぎり弁当のうまさ。現実に自分がここにいることがしんじられないくらい。
やおら気をひきしめ、馬の背をまわる。しかし弁当のあとゆえか、足がなかなか進まず。頂上を断念して引き返す。「勇気ある撤退」と言い聞かせて。
帰り路(下り)がまた試練。今度は砂利道のような火山礫がすべりまくるのだ。私もついにストック1本にして、手袋のお世話になる。溶岩に手をついて下る方が歩きやすいのだ
。
つごう3時間以上かかった。おそるべし高千穂峰。素人が・・ということを思い知らされる。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- アクセス:
- 4.0
- 景観:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- バリアフリー:
- 1.0
クチコミ投稿日:2015/10/24
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