紅葉の渓谷に響く

3.5
旅行時期：2015/10（約10年前）

虻田・豊浦クチコミ：33件

山々の紅葉も佳境となる10月、サケの遡上も最盛期となります。
インディアン水車と言えば千歳のものが有名で、アクセスも便利ですが、豊浦町の方は貫気別（ヌッキベツ）川に紅葉の山並みが迫り、秋の雰囲気が抜群。
紅葉の谷間に、水車が回る音、そして時々、バタンとサケが揚がって水路へ落ちる音が響いています。
また、近くの川面に下りてみれば、無事に水車へ誘導する梁を通り抜けたサケたちが、産卵準備のために静かに泳ぎ、時には川床を掘っているのか、縄張りを確保しようとしているのか、水しぶきを上げている様子が見られます。
入場無料。
道道から、川とは反対側に無人の休憩施設があり、その横から地下道を通って水車公園へ行きます。
施設の前には20～30台ほど停まれそうな無料の駐車場とトイレがありますが、施設にあったお店は既に廃業しているのか、訪れた時には無人でした。
公園では、階段状のサケの誘導水路を水槽のようにして横から眺めることができます。
10月中旬に入ったばかりでしたが、群れるサケや段を飛び越えるサケを間近で見ることができました。
また、サケは光に反応して遡上するのか、朝や夕方、晴れた日などに活発に動くという話しを聞いたことがありますが、訪れた時はあいにくの小雨ぱらつく時雨模様の日。
到着したのも正午近くでしたが、たくさんのサケに出会うことができました。