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和歌山県庁本館のレリーフ

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古事記にちなんだ保田龍門のレリーフ

  • 5.0
  • 旅行時期:2013/07(約12年前)
yoshimune-kunさん

by yoshimune-kunさん(男性)

和歌山市 クチコミ:65件

和歌山県庁本館の中央階段には保田龍門という和歌山県紀の川市出身の画家・彫刻家が作成したニ枚のレリーフがあります。

龍門は、那賀郡龍門村荒見に生まれ、東京美術学校(現在の東京藝術大学)在学中に二科展に入選、卒業制作が文部省美術展覧会で特選を得ます。アメリカ、ヨーロッパで学んだ後、郷里の龍門村にアトリエ付き住居を建てて制作に励みました。
和歌山県庁にある作品は、昭和13年4月に竣工したこの庁舎のために、昭和14年に龍門が制作したものです。

レリーフのモチーフは、「丹生都比売命」と「高倉下命」です。

丹生都比売命は、かつらぎ町天野にある丹生都比売神社の祭神としてよく知られていますが、高野山の地主神としてもまた知られています。社伝によれば、密教の根本道場の地を求めていた空海の前に、丹生都比売大神の子である高野御子大神(狩場明神とも呼ばれます)が狩人に化身して現れて高野山へと導き、丹生都比売大神が空海に神領であった高野山を貸し付けたと伝えられています。事実、壇上伽藍には根本大塔をはじめとした諸堂のほかに、丹生明神と高野明神を祀った神社である「御社」が建てられているのです。

高倉下命は、神武東征伝における重要な登場人物です。
神倭伊波礼毘古命(後の神武天皇)の軍が熊野へ着いたとき、そこで丹敷戸畔という現地の女王を倒しました。ところが、そのとき神が毒気を吐いて神武軍はみな力を失い倒れてしまったのです。そこへ、熊野の高倉下という人物が剣を持ってくると神倭伊波礼毘古命は息を吹き返し、彼が剣を受け取ると彼の軍勢も目覚めて、熊野の荒ぶる神々を倒すことが出来ました。この際に高倉下命が神倭伊波礼毘古命に渡された霊剣は「布都御魂」と言い、奈良県天理市の石上神宮の御神体として今も祀られています。

和歌山県庁へお越しの際には、このレリーフもぜひご覧ください。

施設の満足度

5.0

利用した際の同行者:
一人旅
アクセス:
4.0
人混みの少なさ:
3.0
バリアフリー:
3.0
階段の踊り場にあります
見ごたえ:
5.0

クチコミ投稿日:2015/08/27

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