「経営神様」の生誕地
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- 旅行時期:2013/05(約11年前)
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by yoshimune-kunさん(男性)
和歌山市 クチコミ:65件
和歌山市東部の千旦(せんだ)地区にある和佐遊園に「松下幸之助生誕地」の碑があります。
1894年、松下幸之助は和歌山県海草郡和佐村千旦ノ木(現:和歌山市禰宜)で生まれました。実家は裕福でしたが、父が米相場に失敗したため土地と家を人手に渡し、和歌山市内に移り住みます。
その後、幸之助は、小学校を4年で中途退学して大阪へ奉公に出ました。16歳で大阪電灯(現:関西電力)に入社、そこで電球の新型ソケットの着想を得て自ら会社を興し、今や伝説となった「二股ソケット」で一世を風靡します。その後もヒット商品を出し続け、松下電器産業(現在のパナソニック)を世界的大企業に育て上げました。
「水道水のごとく、物資を大量にかつ廉価で提供することに産業人の使命がある」とする幸之助の哲学は「水道哲学」とも呼ばれて、「経営の神様」として多くの人々の心を捉えました。まさに高度成長時代の日本を代表する偉大な経営者の筆頭と言っても差し支えないでしょう。
この石碑はその松下幸之助の生誕地に建立されたものですが、「松下幸之助君生誕の地」という文字はノーベル物理学賞を受賞した湯川秀樹博士の筆によるものです。
日本人初のノーベル賞受賞者となった湯川博士も、お父様の代までは和歌山県にお住まいであったため、和歌山にゆかりのある人物としてこの碑の揮毫を引き受けていただいたもののようです。
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- 利用した際の同行者:
- 一人旅
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- 人混みの少なさ:
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- バリアフリー:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2015/08/26
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