日本の飛行船のパイオニア
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- 旅行時期:2013/05(約13年前)
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by yoshimune-kunさん(男性)
和歌の浦 クチコミ:5件
和歌浦の旅館「萬波」の前から高津子山へのぼる遊歩道の途中に「山田猪三郎顕彰碑」という石碑があります。
山田猪三郎は、1864年和歌山市生まれ。
船舶用のゴム製救命具の開発に始まり、後に気球の開発に尽力。彼が発明した日本初の円筒型係留気球は日露戦争で実際に偵察用に使用されました。
続いて飛行船の開発を始め、1910年に「山田式1号飛行船」で自由飛行に成功。翌年9月には「山田式3号飛行船」で総飛行距離約20Kmの「帝都訪問周回飛行」に成功しました。
毎年9月20日は国土交通省が定めた「空の日」ですが、かつてこの日は山田式飛行船の帝都訪問飛行を記念して定められた「航空日」に由来すると言われていました。(「航空日」の由来には諸説あり、現在は公式にはこの説は採られていないようです)
彼が興した「気球製作所」という会社は現在も高層気象観測用のゴム気球を気象庁や防衛庁に納入しているほか、公害調査用、空中写真撮影用、広告宣伝用(アドバルーン)など、様々な気球を作り続けています。
高津子山の遊歩道にある顕彰碑は、彼の功績を広く知ってもらおうと、昭和4年、当時の文部大臣鎌田栄吉を含む有志により建立されたものです。
近年、痛みが激しくなってきたため、地元の顕彰会のメンバーが中心となって寄附を募って耐震化工事を行いました。
また、同時に児童向けの伝記「山田猪三郎物語〜大空へかけた夢」を作成し、市内の書店で販売することになりました。
詳しくは、下記のホームページ(和歌山放送ニュース)でもご覧になれます。
http://wbs.co.jp/news/2013/04/08/20581.html
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- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
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- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
- 3.0
- 見ごたえ:
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クチコミ投稿日:2015/08/18
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