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10月廃止(…当面存続?)で人で賑わう秘境駅

  • 4.0
  • 旅行時期:2015/08(約9年前)
しそまきりんごさん

by しそまきりんごさん(男性)

虻田・豊浦 クチコミ:31件

日本一の秘境駅の呼び声高い小幌駅。
列車が1~2両停まれるほどの仮乗降場のような屋根の無いホーム。
駅を降りても道路がありません。
あるのはけもの道のような登山道で、48m下の海岸へ下りていく道と、500mほど離れた国道37号線へ上がる道です。
特に国道へ抜ける道は、小さな沢を上がる感じのまさにけもの道で、人の踏み跡をようやくたどっていく急峻な登山道です。
ちなみに国道にたどり着いてもバス停などはありません。
標高の高い国道から見下ろすと、礼文華の山塊が海に迫り、小幌駅がいかに海際の急峻な地形の場所にあるかがわかります。

そんな小幌駅も、2015年10月で廃止されるそうです。
(※2015年10月に豊浦町の支援が発表され、当面存続?)
今では普通列車が停まるたびに、10~20人ほどのお客さんが降りるようになりました。
普通列車でも通過するものがあり、上り長万部方面は1日に5本。下り東室蘭方面は1日に3本の列車しか停まりません。
駅に降り立ってから、次の列車又は戻る列車が来るまで1~2時間、長い間隔で2~3時間あります。
その間、皆、思い思いの行動をしていて、通過する特急列車や貨物列車の写真を撮る人、海岸にある岩屋観音を見に行く人などさまざまです。

小幌駅は小さな沢の上にあり、標高48mとのことです。
海岸へは沢の左岸へ進んでいくとはしけや岩屋観音がある場所へ下りることができます。
岩屋観音は1666年に僧円空が訪れた場所と言われる波打ち際の洞穴で、円空仏が安置されています。
9月16日・17日に祭礼が行われるそうです。
岩屋観音への道は、整備された登山道のようで、急峻で少し不安な場所にはロープもありますが、ほとんど使わないで済むほどです。
登山靴であるにこしたことはありませんが、普通の靴でも行けます。

一方、保線所詰所の小屋の裏手から沢の右岸へ進むと、荒々しい磯の景色が見られる小幌の海岸に出ます。
こちらは急峻でロープが張ってあったり、はしごがかけてあったりする箇所があります。
靴を傷めますが、普通の靴で行けないこともありません。

国道へは下り線ホーム裏の小屋のような機器室の裏から、小さな沢のけもの道を上ります。
当初、小幌駅の下を流れる沢の方に進もうとしましたが、行けませんでした。
ひたすら急登が続きます。
途中、沢が三叉のようになっていたので、一番、人の踏み跡がしっかりしている真ん中を行きました。
よく道を見極めないと迷ってしまいそうですが、しっかりした人の踏み跡のある場所を行けば大丈夫です。
こちらは海岸に出るよりもしっかりした靴が必要で、雨の後は沢水が流れてきついかもしれません。
上の方で林道のような砂防ダムの作業道に出ると歩きやすくなります。
左手に進むと国道の礼文華トンネルの入口付近に出ることができます。
距離は感覚的であいまいですが、7、800mはあったと思います。
なお、逆に国道から小幌駅に向かう場合、作業道から小道に入る場所は看板などもなく、わかりにくいですが、木に赤いテープが巻かれていました。
なお、こんな状況ですから、車で乗り付けて訪れることなど不可能です。
隣の礼文駅から乗って、往復する人が多くいましたが、車の人は礼文駅などを利用しているようです。

施設の満足度

4.0

施設の快適度:
1.5
バリアフリー:
2.0

クチコミ投稿日:2015/08/14

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