清廉潔白の技師
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- 旅行時期:2015/06(約11年前)
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by すぶたさん(女性)
キタ(大阪駅・梅田) クチコミ:912件
沖野忠雄は『日本の治水港湾工事の始祖』といわれています。
現在の兵庫県豊岡市に生まれた沖野は、幼少のころから秀才でした。
長じて東京大学に入学しフラン語を学んでパリに留学し、
土木建築工師の免許を得て6年後に帰国しました。
帰国後、内務省土木局技師となり、富士川、信濃川、
庄川などの直轄事業を監督しました。
1890年に、第四区(大阪)土木監督署署長となった沖野が、
最も心血を注いだといわれるのが、大阪築港事業と淀川の改修工事でした。
江戸時代まで天下の台所と言われた大阪でしたが、
淀川からの土砂が多くて外国船が入港しにくくなり、
神戸にその地位を奪われていました。
大阪の経済の立て直しに沖野に白羽の矢がたてられました。
沖野は工事の機械化を進めて8年で完成させたそうです。
この沖野の活躍がその後の「大大阪」時代を進めたといっても過言ではありません。
現在は淀川の堤防の片隅に沖野の功績をたたえる像があります。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 見ごたえ:
- 3.5
クチコミ投稿日:2015/06/06
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