128年の時を越え、みごとに蘇った松本城 太鼓門枡形。
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- 旅行時期:2015/04(約11年前)
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by ガッサンさん(非公開)
松本 クチコミ:12件
バス停「松本城・市役所前」で下車した。外堀を渡るとまだ新しい二の門(高麗門)がある。1999年(平成11年)3月に復元された。それをくぐると太鼓門枡形に入り、正面石垣に高さ約4m、周囲約7m、の巨石が組み込まれているのがわかる。これが、玄蕃(げんば)石で築城工事の際、あまりの巨石(重量22.5トン)のため運搬人が不平を訴えたところ、玄蕃頭康長は、その運搬人の首をはね、首を槍先に刺し、叱咤激励して運ばせたので、玄蕃石と名前がついたという。
その上に、石垣をまたいで建つ一の門(櫓門)は、総間口約10m、桁行9間、梁間5間の堂々としたもので、屋根は本瓦葺きとなっている。櫓門の右手の北石垣の上には太鼓楼があり、太鼓と半鐘が置かれ、様々な合図が打ち鳴らされていたので、この門の名称になったとのこと。しかし、1871年(明治4)12月末に取り壊され、石垣までもが崩されていたのを、松本城の保全と史実に基づく復元整備の一貫として、太鼓門跡の発掘調査と石垣の改修から着手した。それが、1970年頃から徐々に整備され、128年の時を越えて、みごとに蘇ったのだ。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- バリアフリー:
- 5.0
- 見ごたえ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2015/05/25
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