自然な感じのする海沿いの展望台

4.0
旅行時期：2015/05（約11年前）

石狩・当別・厚田クチコミ：100件

石狩湾と手稲の山並み、小樽、何と積丹半島までの西側の展望の利く展望台です。雄冬岬の方は丘に隠れてしまっています。
国道231号線から少し外れた海岸沿いのショートカットの道路沿いにあります。道には展望台を案内する看板等も無く、分かりにくいです。もうすぐ国道231号線と合流するため、一旦、海際から離れるカーブのところです。道路からわずかに分岐して、駐車スペースと、ベンチが2～3基あるだけの、基本的に何もない展望台です。
ただ、その雰囲気が良いです。ゆるくうねる草原の丘。爽快な風が吹き渡り、眼下に海を望みます。海岸沿いの崖の上のはずなのですが、一歩引いて畑や草地があるため、高台ですが、海からの高度感を思ったほど感じさせません。なんとなく風力発電の風車が見えているのも良いです。
同じような風景をゆったりとした室内から鑑賞できる場所も近くにあります。ここから国道231号線に合流し、再び海沿いに出る寸前の坂上に天海（アマガイ）珈琲があります。メニューはコーヒーしかありませんが、海を望む高台の別荘といった感じで、明るく日が差し込む広々とした室内でソファーに座りながら、自家焙煎の各種コーヒーをいただくことができます。こちらも雰囲気が良いので合わせて訪れるとよいです。
展望台は車やバイク・自転車などのツーリングで来るべき場所だと思います。一応、ここから下った国道231号線のところに嶺泊バス停がありますが、バスの本数は少なく、坂を上ってわざわざ訪れるのも面倒です。
ここから10ｋｍ近く先に厚田公園展望台、あいロード夕日の丘がありますが、観光案内所（売店）がある道沿いの夕日の丘の方はともかく、厚田公園の方は駐車場から展望台まで徒歩で坂を200～300ｍ上って行かなくてはなりません。眼下には厚田港などの人工の造形物や厚田の集落が広がっています。ただ、厚田公園は高くまで上った分、高度感があります。嶺泊展望台は、厚田に比べたら自然な感じのする展望台です。訪れた時は、青い手稲の山並みに雪の白い筋が入っているのが見えましたが、遠くの積丹の山はまだ真っ白でした。