寺院跡か
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- 旅行時期:2014/11(約11年前)
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by bluejaysさん(男性)
水沢・江刺 クチコミ:14件
長者原廃寺跡は、南を正面として南北約100メートル、東西90メートルの土塁で区画されており、発掘調査で西門土塁跡・南門跡・本堂跡・西方塔跡が確認された。ここは、源義経を京から連れてきた三条吉次季春(金売吉次)の屋敷跡と伝えられてきたが、礎石の配列や遺物の配置および出土した土師器等から、安倍氏の時代の寺院跡と推定されている。
3棟の建物は、ロ字形に巡る築地塀に囲まれている。築地塀は造るのに大変な労力を必要とし、格式の高い寺院や役所でなければ造ることは許されていなかったため、長者ヶ原廃寺は相当な権力を持った人物によって建立されたと推測され、年代からいって安倍氏以外には考えられない。事実、長者ヶ原廃寺跡周辺には安倍一族の屋敷が軒を連ね、藤原清衡の叔父には僧がいたという記録もある。
前九年の役で安倍氏が源氏に滅ぼされたとき、消失したものと思われる。
- 施設の満足度
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2.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 1.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 見ごたえ:
- 2.0
クチコミ投稿日:2015/03/10
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