日本最初の英語教育
- 5.0
- 旅行時期:2014/04(約12年前)
-
-
by bluejaysさん(男性)
長崎市 クチコミ:9件
鎖国時代の蝦夷地に入国したラナルド・マクドナルドは、この地にあった大悲庵に幽閉された。ここで洋学者たちに英語を教えたのが、記録に残る日本最初の英語教育である。
交易商人の父がオレゴンに来たとき、インディアンの女性に産ませたのがラナルドである。父はラナルドだけを連れてカナダのオンタリオに帰るが、その後白人の継母が弟たちを産む。一家の中でラナルドだけ人種が異なっていた。当時のカナダは今と異なり、有色人種は珍しかった。ラナルドは父にモントリオールの銀行に就職するよう斡旋されるが、家から体よく追い出されたと信じ込んだ。
そんなときカナダ西海岸に、音吉ら日本人3人が漂着したという知らせを聞く。聞いた話では日本人の風俗は、インディアンによく似ていた。ラナルドは日本に強く興味をひかれ、ついに密入国して捕らえられる。
アメリカに送還されたラナルドは、日本に関する著書を残し、生まれ故郷のオレゴンで死去した。彼が最期に家族に語った言葉は「サイヨナラ、サイヨナラ」だった。家族ははじめその意味がわからなかったが、あとになってわかった。オレゴンにある彼の墓には「SAYONARA」と刻まれている。
- 施設の満足度
-
5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 見ごたえ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2015/03/07
いいね!:0票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する