加曽利貝塚

世界最大級の貝塚です

4.0
旅行時期：2012/10（約12年前）

by rioさん（女性）

千葉市クチコミ：86件

加曽利貝塚遺跡は、面積は約13.4ヘクタールで世界でも最大規模の貝塚です。
現在、敷地は加曽利貝塚公園として管理されており、千葉市立加曽利貝塚博物館もあります。
貝塚周辺の一帯には縄文中期の小型貝塚や住居跡が広く分布しています。

加曽利北貝塚は縄文中期（約5000～4000年前）に作られたものと言われています。
初期には小規模な貝塚と住居があったが、後にその上に直径約130メートルのドーナツ形の貝塚が約1000年かけて作られたそうです。
縄文後期になると北貝塚は利用されなくなり、その南側に南貝塚が作られはじめ、加曽利南貝塚は縄文後期（約4000～3000年前）のもので、約1000年かけて長径約170メートルの馬蹄形の貝塚が作られました。

イヌの骨が人間とともに葬られていることが確認され、シカやイノシシなど食用にした動物の骨は、バラバラの状態で出土するのに対し、この犬は丁寧に埋葬されています。狩猟の助手として大切に飼われていたと思われているそうです。展示もしてあります。

館内には丁寧な説明パネルがありますので、歴史に詳しくなくても十分楽しむ事ができます。