廃止されないことを祈る

3.0
旅行時期：2015/01（約11年前）

砂川・新十津川クチコミ：44件

JR学園都市線の終着駅です。1972年までは新十津川から更に留萌本線の石狩沼田駅まで通じていましたが、廃止されました（札沼線の名に残る）。
新十津川駅には、1日3本の列車しか来ません。山奥ではなく平野にありますが、秘境駅です。当然、無人駅です。休日など、降り立つ人がいるかと思えば、全員、鉄道ファンの方ということもあります。皆、折り返しの列車で帰っていきます。駅前も住宅地と空知中央病院があるくらいで閑散としています。タクシーもいません。お昼の便を逃すと、次は夜の19時です。
JR函館本線の滝川駅はここから3ｋｍほど、石狩川を渡ったところです。駅から2、300ｍの町役場の前を通る国道275号線には滝川駅～浦臼駅のバス停もあります。1、2時間に1本ほどの便があります。
同じく国道沿いに新十津川物産館があります。そのあたりは、町の施設や、コンビニ、スーパーもあり、交通量もあるため少し活気があります。物産館では新十津川のお土産を売っているほか、軽食もとることができます。「終着駅」というおまんじゅうのお土産も売られています。時間やルートなど、もし帰りの時間の調整がつくなら、駅を降りて物産館まで行くとよいです。
冬場はよく運休になります。石狩地方は雪雲の通り道でよく荒れます。北海道医療大学駅～新十津川駅間ならまだしも、石狩川を渡る手前のあいの里駅、更には札幌駅からまるまる止まってしまうこともあります。JR北海道にとってはコストのかかる路線だと思います。また、北海道医療大学から先の非電化の単線区間は線路の整備がイマイチなのか、列車がスピードを出すとひょこひょこと揺れます。秋でさえ、時には落葉で車輪が空転し、運休になることも。北海道医療大学から先か、石狩月形から先か、それとも1日3往復に減り、並行するバスも出ている浦臼から先かは分かりませんが、そのうち新十津川までは廃止されてしまうかもしれません。