東福寺の「龍吟庵」

5.0
旅行時期：2014/11（約11年前）

by sandsさん（女性）

東山・祇園・北白川クチコミ：2件

秋の東福寺は、駅周辺から団体のように並んで歩くくらい、
混雑してます。
でも、それだけ、紅葉の絶景が見れます。

私も今回は東福寺に行きました。
しかし、こちらの写真の通天橋はここ臥雲橋からみても、
押しくらまんじゅう状態です。
（紅葉は綺麗ですが、、、）

そこで、通天橋の拝観受付は、通り過ぎ、
書院・庫裏の入口も通り過ぎ、、、
なぜ庫裏の入口が気になったかと言うと、、、
アーチのようにカーブしていることと、
最近、鬼瓦や鳥衾・鎧瓦を見て、どこのお城！どこのお寺！
とかわかるんだなあと、思って興味が湧いてます。
丸の中に「東福寺」と書かれてます。

そして、その庫裏の裏に回って頂けると、
１１月のみ公開する「龍吟庵」、こちらが今回オススメの場所です。

偃月橋（えんげつきょう）を渡ります。
この橋が渡れるのも、公開している時だけです。

この橋からも紅葉が少しだけど綺麗に見えますし、
誰もいないので写真も取り放題です。

龍吟庵に入ると、まず見れるのが、国宝である方丈。
建物側は写真が撮れません。

お庭は、重森三玲さんの作庭です。

説明をしてくださる方がいらっしゃるので、
その方とまずは回ってみてから、自由にゆっくり
過すのがオススメです。

方丈正面の南庭「無の庭」です。
草木の無い白砂敷きのみ。
何もないこと、それがまた、良いのです💗
ぼーっとここで過ごす時間も良いですよ。

続いて、西庭「龍の庭」です。
龍吟庵という名前にちなんで、龍が海から黒雲を得て
昇天する姿です。

東庭「不離の庭」です。
まず見て、赤砂に驚きます。
二頭の犬が国師の身を狼の襲撃から守ったという
故事を表してます。

全面紅葉というわけではありませんが、
ところどころに紅葉があり、緑とのコントラスト、
そして何より、お庭がゆっくり楽しめる場所として
オススメです。

２０１４年は、１２月７日までの公開です。