「残月祭」で谷崎潤一郎記念館へ行ってきた
- 3.0
- 旅行時期:2014/07(約10年前)
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by nakaohidekiさん(男性)
西宮・芦屋 クチコミ:2件
谷崎潤一郎生誕100年「残月祭」で谷崎潤一郎記念館へ行ってきた。特に谷崎文学のファンというわけではない。この日「残月祭」で記念講演をする芥川賞作家・平野啓一郎の講演があるからだ。この模様は4トラベルの旅行記の方に詳細を書いたのでそちらをご覧頂きたい。
講演が午後からなので午前中、谷崎潤一郎記念館へ向かった。JR芦屋駅からタクシーで10分ほどで到着する。閑静な住宅街の中に数寄屋造りの品のいい建物である。入場料はJAFの会員なら200円とお安く入れる。通常でも300円であるからそんなに高くはない。奈良や京都の仏閣の拝観料は500円であるから非常に安いといえる。
中に入ると展示室はひと部屋だけでコンパクトである。まず左側に書斎を模した小部屋があり座り机が置いてある。谷崎の執筆の様子が窺い知れる。中央にガラスケースがあり三方の壁を囲むようにショーウィンドウーが並んでいる。ガラスケースには谷崎の直筆原稿や手紙などが収められている。ショウウインドウには谷崎所縁の愛用品などが並べてある。ひと部屋だけなので見学するのに時間は掛からない。しかし、谷崎文学と谷崎潤一郎の足跡を訪ねるにはこれでも充分な展示となっている。展示室の横に日本庭園があり京都の下鴨に住んだ「せんかん亭」を思わせる造りである。
短い時間でも充分楽しめた。隣に芦屋市立美術館があり美術に関心のある方はこちらもご覧になってはどうだろう。記念館と美術館の間の脇道にカフェがありここでランチを頂くことが出来る。僕は日替わりランチを頼んだが大変おいしく頂くことが出来た。満足のいく谷崎潤一郎記念館だったのである。
- 施設の満足度
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3.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 2.5
- コストパフォーマンス:
- 4.5
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- 展示内容:
- 3.0
- バリアフリー:
- 2.5
クチコミ投稿日:2014/07/29
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