初代「君が代」、知ってましたか?
- 4.0
- 旅行時期:2014/04(約12年前)
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by T04さん(非公開)
横浜 クチコミ:132件
かつて外国人専用公園として整備された「山手公園」見学時、たまたま見かけたのが、この「本牧山妙香寺」でした。参道入り口の碑に「国家君が代由緒地」とあり、思わず参道の階段を上りました。その境内には2つの碑が建てられており、近づいて見ると一方の碑には「日本吹奏楽発祥の地」、そして、もう一方の碑には「国家君が代発祥の地」と記されていました。横浜開港後、生麦事件など外国人殺傷事件が相次いだため、イギリス軍やフランス軍が現在の「港の見える丘公園」一帯に駐屯していました。時代が明治になると、薩英戦争後にイギリスとの親交を深めた薩摩藩は、西洋式近代的軍隊には西洋式軍楽隊が必要であるとし、イギリス軍駐屯地に近い「妙香寺」においてイギリス軍楽隊のフェントンから軍楽を学んだということです。その初演奏の場が、ここ「妙香寺」敷地を割いて開かれた現在の「山手公園」野外音楽堂でした。またフェントンから近代国家として国歌の必要性を説かれたことで、当時の薩摩藩歩兵隊長である大山弥助(後の大山巌)らが歌を選び、フェントンに作曲を依頼しました。これが初代「君が代」で、西洋風の曲であったらしいです。その後に西南戦争が起こり、フェントンが帰国した後、日本人に馴染みやすい新しい「君が代」が生まれたということです。初代「君が代」聴きたいなぁ。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- このお寺の一角が「山手公園」として整備されたことから、当然のように「山手公園」の隣です…「山手」駅が最寄駅のようです
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 訪れている人は皆無でした
- 見ごたえ:
- 3.5
- この寺院にある二つの碑を見て初代の「君が代」を知るという、貴重な時間になりました
クチコミ投稿日:2014/04/14
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