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横浜開港資料館

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「日新真事誌」と「玉楠の木」

  • 4.0
  • 旅行時期:2014/04(約12年前)
T04さん

by T04さん(非公開)

横浜 クチコミ:132件

「日本大通り」をはさんで「神奈川県庁本庁舎」の向かい側、「象の鼻パーク」を出た左手には、かつて「英国総領事館」であった建物があります。かつては、この建物が資料館として利用されていたようです。建物の中庭には「玉楠の木」がありますが、これはペリーと共に上陸した画家ハイネが描いた”ペリー提督横浜上陸”の絵に描かれている「玉楠の木」の子孫だとされています。同じく中庭には、日本最初の近代水道となった”横浜水道”に用いられた「獅子頭共用栓」が残されています。また館内には、幕末に薩摩藩とイギリスとの間におこったが薩英戦争に関係する「薩英戦争記念銘板」も残されており、興味深いです。さて資料館は、新たに建てられた新館を利用しています。文字通り、開港以降の横浜の歴史が中心の展示になっています。展示スペースは1階と2階に分けられていますが、それぞれの展示室は大きくはなく、展示品の数も多くはありません。ただ、文字資料がほとんどなく、実物や模型などが中心になっていますから、横浜の歴史入門者には良いのではないでしょうか。個人的に良かったものは、当時の新聞が読めたことです。とりわけイギリス人ブラックが創刊し、”民撰議院設立建白書”を掲載して名を上げた、大新聞「日新真事誌」の創刊号を読めたことです。レプリカとはいえ、新聞の大きさ、字体、紙面構成など、当時の雰囲気が分かったことは、大きな収穫になりました。

施設の満足度

4.0

利用した際の同行者:
一人旅
アクセス:
4.5
「神奈川県本庁舎」から、「日本大通り」をはさんで向かい側
人混みの少なさ:
4.5
訪れたのは週末ではありますが、閉館時間が近かったせいか、見学している人は多くなかったです
展示内容:
4.0
資料館そのものは大きくはなく、展示品の数も多くはありませんが、文字資料が少なく、現物や模型などが多く、歴史入門者は楽しく勉強できると思います

クチコミ投稿日:2014/04/13

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