文楽は、難波文化の象徴だが今や世界からも注目されている無形文化遺産
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- 旅行時期:2014/01(約12年前)
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by 河内温泉大学名誉教授さん(男性)
ミナミ(難波・天王寺) クチコミ:37件
初春文楽公演に行ってきました。演題は、二人禿(かむろ) 源平布引の滝 傾城恋飛脚です。
二人禿は遊郭の下働きの子供のお話です。太夫が起きてこないうちに、下働きと共に手まり、羽子板で遊ぶというたわいもないお話です。子供の仕草が可愛い演目です。
源平布引の谷は、いわゆる源平合戦の数十年前、葵御前が後の木曾義仲となる駒王丸を生む時のエピソードを、文楽特有のぐちゃぐや話に仕立てた、愉快なお話です。
最後の傾城恋飛脚は遊女の身請けのために、預かった金子を横領して、追われる身となったが、最後は古里大和新口村に戻り親との涙の別れとなる、単純で且つ防ぎ切れたようなお話を大層に扱っています。当時の方は現実話に元とした創作を、「週間実話」風に楽しんだのでしょうか。
しかし、人間国宝鶴沢清治の三味線、豊竹呂勢太夫コンビの源平の切り場、鶴沢富助、豊竹嶋太夫の新口村の親父さんがかけ落ちる息子と遊女を送るシーンなどでは、涙を流し人もあちこちに。よく分かっている方も、よく分からない私も感動しました。
H氏が市長になって、こんなもん理解ができんと言ったそうですが。地元の小学校では、文楽同好会があります。淡路島にも子供文楽があります。もう少し世の中の事を知った上で、長たるものものを語るべきと本日も思いました。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- バリアフリー:
- 4.5
- 幕間に昼食を取るが、座席が足りないので何とか工夫が出来無いか、特に高齢者が増えているので僅僅の課題です
- 見ごたえ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2014/01/21
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