奇岩が連なる難所
- 3.5
- 旅行時期:2014/01(約12年前)
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by しそまきりんごさん(男性)
虻田・豊浦 クチコミ:33件
JR室蘭本線の礼文~大岸間の海岸線は大きな岩が海岸線に並ぶ奇岩の名所です。波打ち際を通る道路も狭く、一部は一車線となり、山側の絶壁のがけ崩れ防止の工事が頻繁に行われています。昭和5年(1930年)に北海道旅行で同地を訪れた与謝野鉄幹・晶子夫妻も列車の車窓からの眺めに感動し、多数の句を残したとのことですが、列車に乗っていてもそこまで良いとは感じられません。それもそのはず、付近はほとんどトンネルで、礼文華海岸のあたりも昭和50年(1975年)に現在の長いトンネルに路線が切り替えられたとのことです。それまでは車窓からも奇岩を間近で眺められたようですが、現在は海岸線の道路を行かなくてはなりません。それも隘路で落石の危険もあるところ、距離はありますが、車よりも徒歩の方がゆっくり景色を眺められます。もっとも、付近に小さな公園(文学碑公園)の駐車場もあります。
礼文~大岸間は4kmあまりとのことです。散策にもちょうどよく、徒歩で移動しました。国道からは離れた海岸線の隘路ですが、真冬でも数分に1台の割合で車も通ります。人も全くいないと思いきや、崖やトンネルの工事関係者が何人も作業をしていました。なお、別の機会にも訪れたことがありますが、日が暮れてまもなくの淋しいはずの海岸に人の気配がします。ところどころ明りが灯っていて、夜釣りの名所でもあるようです。なお、豊浦町などの周辺一帯は噴火湾の海と夕日がきれいなところ。天気が良ければ対岸の駒ケ岳も見える風光明媚な場所です。夕日の時間にもぜひ訪れてみたい場所です。
海岸へは礼文駅からの方が近いです(1kmあまり)。奇岩のエリアを過ぎると、駐車場もある文学碑公園があり、更にその先には海につきだしたアイヌのチャシ(砦)跡もあります。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- 景観:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
- 3.0
クチコミ投稿日:2014/01/11
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