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李禹煥美術館

美術館・博物館

李禹煥美術館 施設情報・クチコミに戻る

静かな空間とシンプルな作品の調和が絶妙です。

  • 4.5
  • 旅行時期:2013/07(約12年前)
Tam-Kさん

by Tam-Kさん(男性)

直島・豊島・小豊島 クチコミ:19件

5月にNHKで放映された日曜美術館、中谷美紀さん訪れているを見て以来、興味をもち、今回訪問してみました。
ベネッセアートサイト内、ベネッセハウスと地中美術館のちょうど中間あたり、ベネッセハウスから海を望む絶景を楽しみながら歩いて向かいました。小さな谷間が海に向かって緩やかに開けていく地形を利用して建てられた、安藤忠雄氏設計による美術館、ここに李禹煥氏の作品が展示されています。
この美術館は、建物への導入部分となる「柱の広場」、建物の入口にあたる「照応の広場」、そして建物内部「出会いの間」、「沈黙の間」「影の間」「瞑想の間」によって構成されています。
李禹煥氏の作品は今回初めて見ました。一筆書きの直線や点を組み合わせた非常にシンプルな作品、また、岩石の影と映像を組み合わせた「影の間」や白い壁面に描かれた「対話」と向かい合い、しばし瞑想にふける「瞑想の間」、どれも空間とその静寂さが作品と絶妙に組み合わされており、心地よい調和を醸し出しています。

作品構成を簡単に以下に記します。
・柱の広場
 「関係項−点線面」コンクリート柱、鉄板、自然石
 「関係項−対話」鉄板、自然石
 「関係項−休息または巨人の杖」鉄棒、自然石
 「関係項−しるし」テラコッタ
・照応の広場
 「関係項−合図」鉄板、自然石
・出会いの間
 「点より(1980)」、「点より(1976)」、「線より」、「風と共に」、
 「照応」、「対話」、「関係項」鉄板、ガラス、自然石
・沈黙の間
 「関係項−沈黙」鉄板、自然石
・影の間
 「関係項−石の影」自然石、床にアクリル絵具、映像
・瞑想の間
 「対話」
以上、当館パンフレットより、

これまでに地中美術館、ベネッセハウス美術館、そして今回の李禹煥美術館とベネッセアートサイトの三館をめぐりました。それぞれ作品、建物共に個性的であり、芸術的側面のみならず、いろんな面から楽しめると思います。また機会があれば訪れてみたいものです。

施設の満足度

4.5

アクセス:
2.5
コストパフォーマンス:
3.5
人混みの少なさ:
4.5
展示内容:
4.5
バリアフリー:
4.0

クチコミ投稿日:2013/07/07

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