大阪のシンボル 大阪市中央公会堂はなんと個人の寄付で建てられた建物だった
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- 旅行時期:2012/08(約13年前)
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by ぬいぬいさん(男性)
キタ(大阪駅・梅田) クチコミ:4件
堂島川の川沿いには大阪を代表する近代建築の建ち並ぶエリア。中でもひと際存在感のある建物が赤レンガにドームを乗せた大阪市中央公会堂。
実はこの建物は、北浜の風雲児、義侠の相場師とよばれた、当時34歳の岩本栄之助氏(後に大阪電燈(現関西電力) の常務取締役就任)からの寄付金をもとに建てられたものでした。
その額は100万円、今の貨幣価値に置き換えると50億円。
設計は当時一流の建築家15名を集めた設計コンペを実施し、岡田信一郎氏が選出され
あの辰野金吾氏と大阪工業大学の創始者片岡安氏が実施設計にを担当。
ネオルネッサンス様式の中央公会堂は大正7年(1918年)11月に完成しましたが、寄贈者である岩本栄之助氏は 大正5年、株式相場に失敗し巨額の負債を抱え、公会堂の完成を見ることなく、「その秋を またで散りゆく 紅葉かな」の辞世の句を残しピストル自殺を決行。39年の壮絶な生涯を閉じたそうです。
昔はとてつもなくスケールの大きな若き財界人がいたんですね。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.5
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
- 5.0
- 見ごたえ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2012/10/17
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