廻遊式庭園を有する琉球王室の迎賓館
- 4.0
- 旅行時期:2012/08(約13年前)
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by TaxNaXさん(男性)
那覇 クチコミ:13件
1799年完成の琉球庭園。
琉球王室最大の別邸でもあり、王族の保養や外国使臣の接待などに用いられた、いわゆる迎賓館である。
2000年3月に国の特別名勝に指定され、同年12月には世界文化遺産に登録されている。
識名園の最大の特徴はその庭だろう。
造園形式は池の周囲を散策して季節と風景の遷り変わりを楽しむ『廻遊(かいゆう)式庭園』。
庭園には『心』の字を崩した形の池があり、この池を中心に庭園が成立している。
池の周囲を巡ると季節と風景が巧みに変化する設計になっている。
見る位置と角度を変えるだけで一つの庭園を違う形で楽しむ事ができる処に造園技術の高さを感じる。
庭には御殿(うどぅん)と六角堂が建っている。
御殿は赤瓦屋根の琉球様式。
六角堂は中華様式との折衷。
また池に架かる石橋は中華様式に見える。
識名園は中国からの高官をもてなす迎賓館の役割も果たしていたという事なので、建築様式が特殊に感じるのはこの為だろう。
煌びやかでもなく、世界遺産としては永く年を経た重厚さを感じる処も少ないので、最初の那覇観光では適当な場所とは言い難い。
しかし何度目かの沖縄観光の際には足を運んでみても良いと思う。
入園料:大人\400/中学生以下\200
※ゆいレール48(24)時間券の提示で20%割引きあり
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 家族旅行
- アクセス:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 人気がないのか結構空いていた
- 見ごたえ:
- 4.5
- 池の周囲を散策して景色の変化を楽しむ廻遊(かいゆう)式庭園だけでも一見の価値あり
クチコミ投稿日:2012/09/30
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