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橋野鉄鉱山 高炉跡

名所・史跡

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現存する日本最古の洋式高炉跡がある橋野高炉跡

  • 3.5
  • 旅行時期:2011/10(約14年前)
SUR SHANGHAIさん

by SUR SHANGHAIさん(女性)

釜石 クチコミ:22件

鉄で栄えた釜石市の周辺には、製鉄関連の史跡が数多くあります。
現存する日本最古の洋式高炉跡がある橋野高炉跡もその一つで、釜石市の鵜住居(うのすまい)と遠野市の青笹(あおざさ)を結ぶ岩手県県道35号線釜石遠野線沿いにあります。
マイナーな道筋ですが、釜石市の北外れの鵜住居からも、『遠野物語』の遠野市街地からも所要時間は車で30分ほどなので、興味のある方は訪れてみては?
この県道35号線の遠野寄りには『遠野物語』にも名が出てくる笛吹峠もあります。

県道35号線から橋野高炉跡に入っていく分岐点には、画像の一つに出ている大きな標識が立っているので見落とすことは無いと思います。
一緒に名が出ている青ノ木グリーンパークは、釜石市の勤労者のための野外スポーツ施設。
その分岐点から、橋野高炉跡入口の駐車場までは車で2,3分。

橋野高炉跡入口の二又沢(ふたまたざわ)という渓流脇が無料駐車場。橋野高炉跡敷地への入場見学も無料。売店、自販機、トイレは見かけませんでした。
だからと言って全く管理がされていないわけではなく、敷地内は草刈などの手入れもされ、真新しい詳細な説明+地図看板があちこちに立てられていたほか、敷地入口の大門跡には立派な説明パンフレットまで置いてありました。
それによると、この橋野高炉跡は、「九州・山口の近代化産業遺跡群」と連携して、世界遺産登録を目指しているそうです。

この橋野高炉は、盛岡藩の命を受けた大島高任(おおしま・たかとう)という人物が1859年に建設した洋式高炉。
明治に入って高炉が民営化された後が橋野高炉の最盛期で、従業員千人、年間出銑量は約930トンを誇ったそうです。
大島高任に付いては、次のウィキペディアノページで見てみるといいですよ。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%B3%B6%E9%AB%98%E4%BB%BB

現在の橋野高炉跡は、二又沢に沿った緩い傾斜の敷地に一番高炉から三番高炉の石組みが残っているほか、採石場跡、水路跡、水車跡、工人たちが寝泊りしていた長屋跡や通路跡などが残されています。
一つ一つに説明が付いていたり、鉄作りの工程や高炉の仕組みなども図で示してある看板が出ているのがとても親切。

二又沢からちょっと離れた高みには神社などもあるようでしたが、私たちは入口近くにある三番高炉跡⇔一番高炉跡の往復だけを歩いてみました。
敷地内の歩道は舗装されていなくても傾斜は緩く、スニーカー程度の靴なら散策気分で歩けます。
三番高炉跡⇔一番高炉跡の往復だけならゆっくり見て回っても1時間かかりません。

今ではずいぶん辺鄙な場所と思える橋野高炉跡ですが、当時は鉄作りの工人たちで賑わい、近代化の先駆けになっていた場所だったと知る事ができた史跡でした。

施設の満足度

3.5

利用した際の同行者:
カップル・夫婦
アクセス:
4.0
岩手県県道35号線沿いにあって、釜石市の鵜住居(うのすまい)からも遠野市街地からも車だと30分程度。
人混みの少なさ:
5.0
私たちが行った時には、他の見学者はいませんでした。
バリアフリー:
3.0
高炉跡などが点在する敷地内は緩い傾斜になっていて歩道は舗装されていませんが、スニーカー程度の靴なら散策気分で歩けます。
見ごたえ:
3.5
高炉跡の石組みだけを見るとガッカリする人がいるかも。敷地全体の施設跡の説明看板と併せて見学するのがよし。

クチコミ投稿日:2011/11/20

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