とっても楽しい沖縄県立博物館・美術館
- 4.0
- 旅行時期:2010/07(約15年前)
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by megmeguさん(女性)
那覇 クチコミ:12件
沖縄県立博物館・美術館へ。
グスクをイメージしたという白いユニークな建物。
エントランスホールも不思議な雰囲気。
美術館の企画展「沖縄マンガ」展をやってたけど、常設展だけじっくり観ることにした。
博物館が400円、美術館が300円。ゆいレールの1日乗車券の割引で両方で630円。
左側の博物館から入った。
通路の床が透明になってて、下にサンゴ礁がある。「ニライカナイの彼方から」と名付けられ、今から沖縄に上陸するというイメージで作られてるそうや。
中央のスペースが、総合展示室。
島の自然と暮らしや、琉球王国の繁栄から滅亡、近代、戦後の沖縄までがジオラマや進貢船の模型、パネルなどでわかりやすく展示されてる。
総合展示室の周囲を、自然史、考古、美術工芸、歴史、民俗の5つの部門展示室が取り巻いている。
イリオモテヤマネコやヤンバル(沖縄島北部)の夜のジオラマなどもおもしろかったけど、一番興味深かったのが民族部門。
御嶽(ウタキ)とカミンチュ(神人)や、年中行事と魔除けなど。
シーサーや、石敢當(いしがんとう)は知ってたけど、ウニヌマタ、アクゲーシ、ムンヌキムン、サン、ゲーン、フーフダ(符札)、スイジ貝、シャコ貝なんていうのもある、
ウニヌマタは、鬼ノ股で、サンニン(月桃)の葉で十文字型を作って、家の軒などにに吊るして魔除けにするみたいや。
サン、ケーンはススキなどの葉を結んだもの。
沖縄では、魔物(マジムン)が来ると病気になったり、事故にあったり、食べ物も早く腐らせてしまうと考えられていたんやて。
やっぱり、沖縄は楽しい。
美術館は、沖縄出身、沖縄を訪れて制作した作家の近現代美術作品を中心に展示されてる。
ここもおもしろかった。
博物館の中庭には、屋外展示もある。
琉球の伝統的な高倉、民家が再現されてる。隣には湧田窯展示棟というのもあって、17世紀頃に沖縄窯業の中心を担った湧田窯が、発掘されたままの状態で切り取られ移設されてきて、建物で囲ってある。
沖縄が好きな人には、とってもおすすめの所や。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.5
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- 展示内容:
- 4.0
- バリアフリー:
- 3.5
クチコミ投稿日:2011/01/11
いいね!:2票
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