山村代官屋敷にはご神体の「おキツネさま」が祭られています。
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- 旅行時期:2010/11(約15年前)
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by nomonomoさん(男性)
木曽・塩尻 クチコミ:40件
山村代官屋敷に行くと、江戸時代の参勤交代や宿場での接待について、館員が詳細に説明してくれます。とても親切で、いろいろと勉強になります。一番以外だったのは、代官屋敷の一間に「おキツネさま」をまつる祠が用意されていて、おもおもしく「おキツネさま」が祭られていることです。「ご神体」として、キツネのミイラ(?)が神棚奥に鎮座ましましています。とても不思議なことです。キツネ信仰についての日本のながいながい歴史のいちぶがここにも表れています。落語「王子の狐」を思い出しても、民間信仰と狐はきっても切れない関係にあるのでしょう。
代官屋敷は、江戸時代は広大な敷地に100部屋もあろうかと思えるほどのたくさんの部屋がありました。ここで、中山道を往来する大名が代官から食事の接待を受けていたようです。本陣・脇本陣の位置づけとはちがった大名の旅行形態の側面がでています。
当時の料理の見本もありましたが、海老や鯛といった海産物が多いのが意外でした。こんな山の中で新鮮な海産物を饗するのはさぞかしたいへんだったでしょう。ご苦労様というか、このために、国内の交通システムが整備・運営されていたとすれば、これも国力の一つでしょう。
ともあれ、代官屋敷でいろいろと考えさせられました。
- 施設の満足度
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4.0
クチコミ投稿日:2010/11/21
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