伊達紋別市街を見下ろす標高715メートルの山で、5月下旬の花期には、登山道沿道にシラネアオイが咲く山として有名です。
登...
続きを読む山コースは、標高180mほどの地点からスタートし、片道約8km、2時間もあれば景色を眺めたり、写真を撮ったりして、山頂まで余裕でたどり着くことができます。
シラネアオイの見ごろは5月下旬辺りで、末日辺りがクライマックスと言えます。
末日付近の状況としては、つぼみのものは無く、全ての株が開花していて、日中、日が高く昇ると標高の低い場所に咲いているものは、暑くてしおれたような状態になっていました。
特に晴れて暑い日など、凛としたきれいな状態の花を鑑賞するには、午前11頃までに登山を終了しているのがbestです。
なお、意外だったのは、登山道沿道に最初から最後までシラネアオイがこれでもかというくらい咲いていて、こんなにもシラネアオイ三昧になるとは思いもしませんでした。
加えて、尾根から頂上にかけては、噴火湾の絶景が広がり、山頂に近づくにつれ、洞爺湖や羊蹄山の景色も見られるようになりました。
登山口は、伊達紋別市街のインター通りから福祉施設「太陽の園」方面へ進み、その駐車場がある辺りから登り始めます。
2、30台停まれる下側の駐車場が登山者にも開放されていて、そのまま利用できます。
登山コースは、コの字型になっていて、いっぷく広場(標高約640m・7合目)―前紋別岳(標高約715m)―山頂 の順に折れていきます。
いっぷく広場までは、樹林帯の中を、前紋別岳まではカンカン照りの吹きさらしの尾根を、そして山頂までは、時々、木々が生えるアップダウンの道を行きます。
景色は、いっぷく広場を過ぎると、背後に噴火湾の雄大な眺め、前紋別岳からは羊蹄山もチラチラ見える局面があるなど、山の北側の景色も見えるようになります。
そして山頂では360°オールマイティな、登山道中、一番の景色が楽しめます。
シラネアオイは、麓の暗い樹林帯を抜ける辺りから山頂直下まで一貫して咲いていました。
特に、シラネアオイの撮影ポイントとしては、シラネアオイの背後に雄大な噴火湾が入る前紋別岳手前の辺り、前紋別岳山頂付近の、シラネアオイの背後に羊蹄山と洞爺湖が入るアングルが良かったです。
地元の子供たちの遠足では、いっぷく広場まで行って、それよりも上は希望者のみとする場合もあるようで、特に風の強い日などはそのようにしてもよいのかもしれません。
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投稿日:2020/06/03