勝立坑跡

大牟田市の勝立町４丁目に残る炭鉱の遺構です。
明治18年から採炭が行われて、昭和3年に閉鉱された勝立炭鉱の跡です。
現...  続きを読む在は第二竪坑櫓の基礎部分のコンクリートが残るのみとなっていて、草木に覆われていました。
裏側に回ると坑口の跡がわずかに見られました。
現在は野畑と住宅地に囲まれていますが、明治日本の産業を支えた産業遺産として、ひっそりと残されていました。  閉じる

投稿日:2023/04/21

「明治日本の産業革命遺産」として、三池炭鉱関連もいくつかが世界遺産に登録されましたが、この勝立坑址跡は登録からも外れ、郊外...  続きを読むの住宅地の側で静かにたたずんでいます。

大牟田市の新勝立町、世界遺産登録の宮原坑跡や三池炭鉱専用鉄道敷跡から少し離れた場所、勝立公民館のすぐ裏の小高い土地にあります。周辺はかつて三井関係の社宅などが広がっていましたが、今は住宅地、工場団地、公園、ショッピングモールなどに姿を変え、勝立坑跡のみが小高い場所にあります。

かつては二つの竪坑があったそうですが、今は第二竪坑基礎部分のみが残っています。遺構を示すのは一つの説明板のみで、そこに見られる写真には堂々たる竪坑が二つに線路も見えて、現在の姿からは想像できないです。
遺構としては率直に言って見応えはありませんが、日本の石炭産業の盛衰を感じる場所として考えれば、それなりの意義はあり、実際に見てみると感慨深いものがありました。  閉じる

投稿日:2021/06/14

大牟田市内には三池炭鉱の抗跡がいくつかあるのですが、往時を偲べる跡は限られます。そういう意味では、この勝立坑跡は微妙な位置...  続きを読む付け。立て坑の入口である四角いコンクリートがポツンと残っています。別途、炭鉱科学館で説明がありましたが、三池炭鉱の恩人、團琢磨が大量の湧水と格闘し、見事排水に成功したのはこの勝立坑だとか。それぞれに歴史を秘めている抗跡です。  閉じる

投稿日:2015/01/15

大牟田市の新勝立町ののどかな空き地の中に、竪坑櫓の跡が残っていました。
明治18年から昭和3年まで操業しており、大きな竪...  続きを読む坑櫓と、二本の煙突、石炭を運ぶ鉄道が古写真に残っていますが、その面影は想像することしか出来ません。
このような竪坑櫓跡は、同じ福岡県の筑豊地区でも多く見ることができます。
時代の変遷を改めて実感できるスポットです。  閉じる

投稿日:2014/07/23