人知れずたたずむ遺構
- 3.5
- 旅行時期:2021/06(約3年前)
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by Decoさん(男性)
大牟田 クチコミ:125件
「明治日本の産業革命遺産」として、三池炭鉱関連もいくつかが世界遺産に登録されましたが、この勝立坑址跡は登録からも外れ、郊外の住宅地の側で静かにたたずんでいます。
大牟田市の新勝立町、世界遺産登録の宮原坑跡や三池炭鉱専用鉄道敷跡から少し離れた場所、勝立公民館のすぐ裏の小高い土地にあります。周辺はかつて三井関係の社宅などが広がっていましたが、今は住宅地、工場団地、公園、ショッピングモールなどに姿を変え、勝立坑跡のみが小高い場所にあります。
かつては二つの竪坑があったそうですが、今は第二竪坑基礎部分のみが残っています。遺構を示すのは一つの説明板のみで、そこに見られる写真には堂々たる竪坑が二つに線路も見えて、現在の姿からは想像できないです。
遺構としては率直に言って見応えはありませんが、日本の石炭産業の盛衰を感じる場所として考えれば、それなりの意義はあり、実際に見てみると感慨深いものがありました。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- バリアフリー:
- 3.5
- 見ごたえ:
- 3.0
クチコミ投稿日:2021/06/14
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