佐世保の市街地から見ると、海の方に、ひょっこりとした山容のひときわ目立つ山が見えます。赤崎山です。標高240m。付近は風光...
続きを読む明媚な九十九島が広がり、島の展望が素晴らしい石岳展望台(標高190m)や展海峰(標高165m)よりも高く、眺望が期待できます。頂上付近まで車で行けるような道路はなく、麓の県道149号線沿いにある愛宕神社(標高約100m)のあたりから徒歩で登ります。登山です。愛宕神社の前には赤崎のバス停があり、佐世保駅前から出る下船越または俵ヶ浦行きのバスが停まります(時間帯にもよるが1~2時間に1本程度)。また、神社の前には登山道の絵図が描かれた看板(少し剥げ落ちていて見にくい)が立っています。
最初の方こそ狭くも舗装された小道ですが、途中からは山道です。樹木に囲まれ、薄暗い場所もあるつづら折の道が続きます。登山靴でなくともカジュアルシューズで行けますが、ヒールのある靴は無理だと思います。だいぶ登り、高度感がでてきたところで、少し視界が開ける場所があります。佐世保造船所が目の前にあり、上からその様子を眺めることができます。また、付近には桜が植えられている箇所があり、下の方では無造作だった道が、上の方で変に整備されているのがおかしな感じがしました。しかし、花の頃はきれいなのではないでしょうか。
いよいよ頂上に近づいたところで、「歩道入口」との標識が立ち、道が分岐しています。道なりにはまっすぐに行くべきですが、標識の方に進んでしまうと頂上付近の周回コースに入ってしまいます。しかも森の中で、一部、佐世保港が見える程度です。
標識を無視して進むと、やっと九十九島が見える側に立ちます。しかし思ったほどでもありません。石岳展望台や展海峰の方が、視界が広く、良かったです。そしてそこから間もなくで頂上です。そのまま登ることもできますが、ここで周回コースと合流して石の洞門をくぐることもできます。
頂上付近には幸せのトントン石と軻遇突智(カグツチ)神社の祠がありました。そしてそのトントン石を歳の数だけたたくと良い事があるとの掲示がありました。果たしてその後、良い事も良くない事もあったので、どれだけご利益があったのかは分かりません。ただ、少なくともその場では、これ以上、急な坂道を登らなくてもよくなったので、良い事があったとしておきましょう。
閉じる
投稿日:2013/12/04