石の宝殿【石宝殿古墳】
名所・史跡
3.12
石の宝殿【石宝殿古墳】 クチコミ・アクセス・周辺情報
寝屋川市東端、生駒山に続く丘陵には多くの古墳が残り、そのうちこの特殊な横口式石槨(せっかく)をもつ古墳が「石の宝殿」、または「石宝殿古墳」として知られている。上面を平坦に加工した底石(下石)の上に、埋葬部分をくり抜いた蓋石が重ねられている。その大きさは、直径3m/高さ1.5m。内部は幅0.9m/高さ0.8m/奥行き2.2m/入口部分は幅0.5mと狭い。横口式石槨は大阪府に約20例あるが、全て石川流域に集中しており、石の宝殿だけが他より離れ、形式的にも明日香村の鬼の厠(かわや)・鬼の俎(まないた)と同じく、非常に特異なもの。日本に仏教文化が伝わったことを受けて、ここに死者を火葬した後、骨を容器に入れて納めたと推定されている。『河内名所図会』によれば、このそばから、金銅製の骨壷が見出されたという。前面左に、「天岩戸大日如来」と刻んだ元禄9年(1696)の石碑がある。天照大神の岩戸隠れにちなみ、神仏習合の信仰を表すものと言われている。
クチコミ・評判
1~1件(全1件中)
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横口式石槨(せっかく)をもつ寝屋川市の「石の宝殿古墳」
- 4.0
- 旅行時期:2009/10(約16年前)
- 2
寝屋川市東端、生駒山に続く丘陵には多くの古墳が残り、打上神社(高良神社)古墳群の中で特殊な横口式石槨(せっかく)をもつ直径... 続きを読む3m高さ1.5mの古墳が「石の宝殿古墳」として知られている。上面を平坦に加工した底石の上に、埋葬部分をくり抜いた蓋石が重ねられている。形式的に明日香村の鬼の厠(かわや)・鬼の俎(まないた)と同じで非常に特異なものだそうだ。日本に仏教文化が伝わった後に死者を火葬し骨を容器に入れて石の宝殿に納めたと推定されている。寝屋川市、枚方市など北摂地域に古墳は多く見られ、飛鳥時代の豪族は北摂地域にかなり住んでいたのだろう。
JR学研都市線「東寝屋川駅」より徒歩で 20分
閉じる投稿日:2013/01/11
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