営業は月の初日から10日までのランチだけです。
埼玉医科大学国際医療センターの直ぐ近くですが街中からは随分離れた田圃と畑...
続きを読むの中で完全予約制。
ここを目指して来てくれるお客だけがターゲットの営業形態です。
全員12:00に揃って食事が開始されます。
日曜日だったので平日よりは混んでいたとは思うのですが狭い店内には30人以上の客がひしめいていました。
大抵が私と同じオバサンで男の人はチラホラ…。
厨房は4人の女性スタッフが仕切り、定刻になると「捨てるに忍びないので取ったものは残さず食べて頂きたい。」との挨拶の後、みんながお皿を抱えて一斉に並びます。
バイキングの最低限のマナーは残さないことだと私も常々思っています。同感。
内容は、地元で採れた無農薬の野菜などを使ったもので、プロっぽい料理というのではなく、家庭のお母さんが手を掛けて一生懸命家族の為に作った料理といった感じ。
一人に一皿ずつ割り当てられる料理(メニュー写真の緑マーカーの献立)以外はカウンターに並べられた大鉢から各自好きなだけ取って来るハーフバイキング形式。
牛乳やチーズは使われるようですが、基本的に肉も魚も使われていません。
以前、飯能の正覚寺で精進料理を頂いた時、柚子釜にグラタンが入って出てきました。
「牛乳は殺生によらず入手出来るので精進料理に使っても構わないものです。」と寺のおかみさんが話してくれましたが、そういう点ではまさに精進料理のような感じです。
人気のある料理が無くなりそうになると追加希望が問われます。
この日は“トマトの冷製パスタ”がリクエストされていました。
どうも動物系のメインディッシュが無いと今一つ物足りないような気もしないでもありませんが、炭水化物系も割と有って、全て制覇したらお腹いっぱいになりました。
“五穀米ごパン”280円、コロッケ1個90円、新じゃが芋の旨煮(肉の代わりに車麩が入っているので“肉じゃが”ではありません)など大目に調理されていてお持ち帰り用に販売もされていました。
その他、片隅には雑貨なども並んでいました。
「具縛」とは「煩悩に縛られている」という意味ですが「人間ってそういう可愛い存在なのだ」とそれを肯定的に捉えて店名としたそうです。
一人に1枚ポイントカードが発行され、16回来店すると1回はサービスになります。
営業を始めてから30年ほど経つのだそうです。
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投稿日:2015/07/06