おかやまの味藤ひろ

　ＪＲ岡山駅から伸びる桃太郎大通りの柳川交差点近くにある。幹線道路から1本入った所にあるので、繁華街に近いが静かな場所だ。...  続きを読むこの日は個室にしつらえられた10人掛けのテーブルで会席料理をいただいた。テーブルといっても下関条約の交渉で使ったような和洋折衷型で、畳の上で椅子に座るタイプだ。この日は顧客との会席で、「旬の料理を地酒でいろいろ味わう」コンセプトのコースをいただいた。旬の素材をアイデア豊かにアレンジしており、出席者からは好評だった。地酒のラインナップが豊富で、各酒蔵の純米酒や特別純米だけでなく、通好みの上撰なども。冒頭の口上で瀬戸内の魚と自家栽培の野菜を地酒で味わうとの説明が心に残った。  閉じる

投稿日:2019/08/15

岡山駅東口にある会席料理店 藤ひろで、岡山の焼酎、日本酒を楽しみました。
旬の会席料理は、瀬戸内海の魚、自家栽培の野菜が...  続きを読む使われています。
岡山の日本酒の種類の多さにびっくりします。日本酒のみならず、焼酎も用意されています。


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投稿日:2017/11/13

　この店の店主は、建部町の畑で野菜等を栽培しており、自ら収穫した食材を使った旨い料理を出してくれる。息子も東京で修行してい...  続きを読むたが、昨年帰ってきて店に立っている。
　地酒のことを良くわかっており、この店で出す日本酒は、すべて岡山県産の酒である。僕は、地酒というからには、その地で醸された酒でなければならないと考えているのだが、まさにそれを地で行く店であり、その心意気が嬉しい。
　店主はほとんど下戸なのだが、女将さんが実はなかなかの酒豪であり、店のお酒は女将さんが蔵元と直接相談しながら選んでいるのだ。店主が作る旨い料理に合わせる酒を女将さんが選ぶ。そして、それを息子が支える。何とも素敵な店だと僕は思うのだ。
　もう一つ。料亭「藤ひろ」のすぐ隣は、居酒屋「佐久良屋」なんだけれど、実は、この二つの店は厨房は一つ。料亭の料理を居酒屋で安価に楽しんでもらいたいと数年前からはじめたもの。食材など全く藤ひろと同じとは行かないが、調理は同じ品質を守っている。いきな計らいだなと思ったものである。

　さらに特筆すべきことがある。料理を運ぶ女性陣（女子大生のアルバイトが多いのだけれど･･･）は、藤ひろでは基本的に着物！女将さんが着物の着付けを教えているのだ。そして、お客様に出す季節の献立を、定期的に全員が試食しており、誰に聞いても、素材が何で、こんな料理ですと自分の言葉で語ってくれるのが嬉しい。

○会席料理　5,000円～
評価：☆☆

※写真は藤ひろのカウンターでいただいた秋刀魚の朴葉焼き。秋刀魚とシメジが味噌で焼かれ、白髪ネギが散らしてあるという上品かつ力強い旨さの一品。  閉じる

投稿日:2008/10/22