食べログ65万軒の中で5番目のCPを誇る店。
観光客の方にとっては予約が困難な店だとは思いますが、今年いっぱいで店仕舞...
続きを読むいとの記事を目にし、投稿してみました。興味がありましたら、閉店前に一度足を運んでみて頂ければと思います。
書かなくちゃいけない事がたくさんあるので、思い付くままに箇条書きで書かせて頂きます。
・場所は渋谷駅から3,4分の「のんべい横丁」。昭和20年代から続く横丁です。
・店は焼き鳥屋。食べログで4.2点以上、全国飲食店65万軒の100位前後にランクする名店。
・高評価の理由は圧倒的な鳥の質。そして、奇跡的な価格。食べて飲んで2000円。鳥の質だけなら、1万円払う店とも競えるはず。イチロー選手が帰国後必ず行くという話は有名ですし(バットが飾ってあります)、高円宮様の写真も飾ってあります。
・一方、店が狭い。定員10名。肩があたる程の密着感があります。
・80歳近い女将1人で切り盛りしているので、注文などは全て女将のペースになります。"まだぁ~!!"などは絶対禁句。"とりあえずビール!"も駄目です。注文は聞かれてからが原則。
・でも、これは仕方がない事。ホントは情に厚い、話好きでチャーミングな女将。帰る頃には、お客さんを名前で呼んでくれる程、愛嬌もある女将。僕はそこまで常連ではありませんが、女将の人柄も、人気の理由の大きな1個なのだと思います。
・焼き鳥の方ですが、1串がデカイです。1人3本でお腹いっぱい。2,3人で数本取り分けるのがベストかと思います。
・どれもお奨めですが、中でもモツ(レバー)、ハツ、合鴨、そしてレバ刺(ササミ刺とミックスがお奨め)の新鮮さには度肝を抜かれる事と思います。今に始まった訳じゃなく"生は自己責任で食べてね"が決まり文句。
・そうそう、メニューはありません(メニューらしきものはありますが^m^)。でも、注文を聞かれた際には、スパッと答えなくちゃいけないので、グルメサイトなどでの下調べは必要です。
僕が知る限り、こんな店です。
ご両親から受け継いだ店で、鳥重の「重」はご家族(確かお兄様)の名前からとったもの。店自体にも店名にも相当な思い入れがあって、このお歳まで1人で続けてこられたそうですが、60年の区切りの年を以って、今年いっぱい(正確な時期は未確認)で、店を仕舞われるとの事。
そして、ここからが割と重要な点です。予約についてです。
・まず、店に行くと、予約ノートがあり、来店した人は次の予約をできるシステムであるという事が前提にあります。
・なので、お知り合いがいる方は、その方に紹介してもらい、予約をとってもらうのが近道です。
・一見さんの場合は、その隙間を狙うしかありません。現在は、2,3ヶ月待ち位だそうです。
・電話番号は非公開なのですが、ネット上で載ってなくもありません。4Tさんにも載っちゃってます(良識あるサイトであれば、削除すべきかと思いますが)。
・電話をする際は、候補日を幾つか用意しておきましょう。現在は、18時/19時半/21時半の三部入れ替え制。21時半が幾分とりやすいです。
・これは聞いた話ですが、独りで切り盛りされているという点を踏まえ、23時過ぎの少し落ち着いた時間を見計らって電話するといった気遣いも必要との事。忙しい時は、女将も気が立っているので、そんな状況も汲み、丁寧に電話応対すると、もしかしたら予約が取れやすいかもと聞きます。
・後は、何度も何度も電話して、キャンセルを拾うなどの体力勝負になります。
※晴れて予約がとれ、店に入ってからは、一見も常連も分け隔てなく対応してくれます。女将は酔っ払いが嫌い、楽しく飲むのが好きな方なので、そんなお客さんが集まります。「常連」「のんべい横丁」というワードに拒否反応を起こす方もいるかもしれませんが、想像されるような嫌な「常連」「のん兵衛」とは無縁の店です。健全で明るい飲み屋なので、その辺の毛嫌いはご無用です。
と、こんな感じです。
僕は8,9年程前に初めて行って、その後タイミングが合わず、計4回しか行ってません。実は僕は狭苦しい店は苦手ですし、あれこれ決め事があるのも好きではありませんが、それでも居心地は悪くないですし、行く価値のある店だと思います。
伝説となってしまう前に、もう一度予約を試みてみようかと思っています♪
閉じる
投稿日:2011/08/02