東京港の青海埠頭や大井埠頭と違い、本牧ふ頭は、突堤構造でその全貌をよく見えるところと言えば、首都高速湾岸線くらいしかない...
続きを読む。ランドマークタワーからは遠すぎ、マリンタワーからは首都高が邪魔してよく見えない。3つある突堤は全て立ち入り禁止、どこか公園みたいなところはないかと地図を探し回ったところ、海釣り公園周辺が目に入った。あとはいきあたりばったりで実地まで行くことになった。幸い、桜木町駅からバスが出ていると分かり、26系統市営バスで、終点まで行く。そこで、横浜シンボルタワーの存在を改めて知った。どうやっていくのか海釣り施設の職員に聞いたら、一本突堤の先まで通じてる道を歩くとのこと。1km歩き、見えてきたのは、公園の真ん中に、人工の丘があり、その上に鎮座する灯台みたいな白い塔だった。
てっぺんが通信、信号施設、そのすぐ下が展望台で、標高40m前後という。その展望台の下を取り巻くように、回廊状の屋外展望台がある。場所は本牧D突堤(一番東京湾側)のさらに端で、東側は東京湾が広がっている。前には大黒ふ頭の自動車積み出し桟橋があり、ずんぐりとした自動車船が出港する所だった。
今回急ぎ足で、閉園時間間際だったため、屋内には入らなかったが、屋外からでも十分に本牧ふ頭のD突堤にあるコンテナバースや商船三井のコンテナ船の様子は仔細に眺めることが出来た。背景には、鳥のような横浜ベイブリッジが伸びていた。反対の東京湾を見ると、君津の製鉄所が思いのほか近くに見え、無数の船が行きかい、改めて東京湾の狭さを感じた。
コンテナ埠頭をすぐそばで観たい場合は、東京の青海埠頭のほうが良いかもしれないが、本牧は外国の船が多く寄港するし、湾内を出航、入航する船が、目の前をひっきりなしに通るので、船の航行シーンを撮りたいのなら、ここがいいかもしれない。
しかし、東京湾の釜山新港こと、巨大船が往来する南本牧コンテナ埠頭はよく見えなかった。マースクの巨船を拝める場所は東京にはないのか。
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投稿日:2012/12/12