氷川丸は戦後も現存する日本最古の貨客船として、山下公園前の横浜港に繋留されています。
1930(昭和5)年4月25日、...
続きを読むシアトル航路に就航した貨客船として華々しくデビューしました。船名は埼玉県さいたま市の氷川神社よりとられたそうです。
太平洋戦争中は日本海軍に徴用され病院船として使用されました。
戦後、 北海道航路などに就航したあと、1953(昭和28)年7月に横浜〜シアトル航路に定期貨客船として復帰。 宝塚歌劇団などにも利用され、1960(昭和35)年に運航を終了するまでに北太平洋を238回横断、延べ25,000人余りの乗客を運んだそうです。
航路からの引退後は横浜港開港100周年記念事業として山下公園に係留されました。所有は氷川丸マリンタワー株式会社になり、ユースホステル・見学施設として運営されました。船内ではビアガーデン・ライブコンサート・年越しカウントダウンなどのイベントが行われ、多くの観光客を集めたものの、老朽化と入場者数の減少のため、氷川丸マリンタワー株式会社は2006(平成18)年12月25日で氷川丸の運営を終了しました。
その後、所有は日本郵船になり、船体の修繕や内装の修復を行い、2008年4月25日にリニューアルオープンしました。
船内はデザイン原画や写真をもとに竣工時に近づけるように改装が行われました。
以前は公開されていなかった部分が公開されたものの、逆に以前は行くことが出来た後部デッキなどは立ち入り禁止になっていて、飲食スペースなども無くなりました。
また、基本的には順路をたどっての見学になります。
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投稿日:2012/12/11