志摩観光ホテル ザ クラシックのクチコミ(141件)
一覧を見る由緒ある別格な高級ホテル
5.0 旅行時期:2023/04(約1年前)
伊勢志摩サミットがここで開催されるなど、近鉄グループが世界に誇るホテル(ちなみにオバマ大統領は、当ホテルの最上階にワンフロア借りきって滞在したそうです)。
私たちはクラシックの方の中間階のシービューの部屋に泊まりましたが、英虞湾の美しい景色とその夕景が部屋から堪能できるなど、最高の景色が味わえました。
▪️料理・味
私たちは、コースで一番安価な麗(うるわし:19,800円)を選択。これにワインセットハーフサイズ(シャンパン、赤白ワイン1杯ずつで7700円だったか)を追加。
内容は「伊勢まだいと鮑のポワレ、黒毛和牛フィレ肉ステーキなど、ホテル伝統料理と三重が育む豊かな食材を味わえるコース」とのことで以下メニュー。
*アミューズ ブーシュ
*海の幸オードヴル
*伊勢海老クリームスープ
ホテルの方の説明ではサミットにも提供されたこのスープは各国の大統領・首相たちは漏れなくスプーンがいっとき止まったそう。それだけ美味しかったということ。
味的には、フランス料理の甲殻類のソースをそのままスープ仕立てにしたような濃厚な甲殻類のスープで、なかなか他のフランス料理では食べたことない、究極のスープでした。
*伊勢まだいと鮑のポワレ 2種類の香草ソース
真鯛に関してはもうちょっと焼き加減が弱い方が自分好み。当然ながらしっかり火を通して提供した方が伊勢真鯛ならではの味を引き立てられるという判断なのだとは思います。
一方の鮑のポワレは、鮑の絶妙な弾力感は完璧でしかも鮑のエキスを使ったと思われるソースが絶品でした。追加でこの鮑の料理だけ食べたいぐらいです。
ちなみに海女が志摩で獲る鮑の半分ぐらいは、ここ志摩観光ホテルで使用しているのでは、とのホテルの方の話でした。そして海女をやる方が年々減ってきていて鮑を確保することが年々難しくなっているそうです。
*黒毛和牛フィレ肉ステーキ シャトーブリアンソース
焼き加減はおすすめのミディアムレアを選択。「まつさかうし」ではないものの、程よい肉感は、黒毛和牛のフィレならではで、旨味たっぷりのソースと相まってこれも秀逸なる料理でした。
*デセール
イチゴをテーマにしたアイスとベリーソース。
*コーヒー
▪️ラウンジ
宿泊者は「ザ ベイスイート」「クラシック」双方のラウンジを無料で利用可能。
イメージ的には国際空港のクラブラウンジを高級にしたような雰囲気。双方のホテルともそれぞれの特徴を活かした内装とメニューで、甲乙捨てがたい感じだったので、宿泊者は両方ともの利用をお勧めします。
▪️サービス・雰囲気
クラシックの方は、各種、都ホテルやプリンスホテルなどを設計し村野藤吾。彼の意匠が椅子などにも使われていて、古き良き昭和の雰囲気が味わえます。
特に「ラ・メール ザ クラシック」は、レオナール藤田の美しい絵画とともに、村野藤吾が設計した当時の状態をそのまま維持しているとのことです。
サービスは世界一流を接待したホテルらしく、ストレスが全くないスムーズな接客。
適度な声掛けによって何気に客の要望を引き出すなども上手で、さすがのおもてなしでした。
必ず再訪したいホテル。次回はもうちょっと奮発してアワビを思う存分堪能したい、そんな気分にさせてくれる、大いに期待を超えるレストラン&ホテルでした。
クチコミ投稿日:2023/06/12
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