黒川温泉御処 月洸樹のクチコミ
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まず、ここは山の上の方にあり、行きはナビがとても狭い道を示したので(すれ違うのに必死)、とんでもない所に来てしまったと思ったのですが、比較的広い道でも行けるので、ナビを使って目指す方は注意した方が良いと思います。広い敷地に八棟の部屋が点在していて、宿泊した弓張という部屋は結構、階段を上らないといけない場所でした。でも部屋に広い内湯、露天風呂があり、朝夕ともお部屋食なので、山頂の露天風呂や洞窟風呂に行かない限りは行きと帰りに上り下りするだけですみます。お値段は2人で15万円くらいしましたが、まあ全体的には満足したので妥当かなと思いました。接客もとても良かったです。お部屋以外の露天風呂はすべて貸し切りになるので、他の宿泊の方とは一度も会うことなく過ごすことができます。食事も囲炉裏で炭火焼き(朝も夕も)が出て、趣がありました。お土産にハンバーガーをいただきましたが、口コミに「せっかく黒川に来てお昼何食べようと思っている時にハンバーガーをもらってしまうと選択肢がなくなってしまう」と書いた方がいましたが、いただくのは嬉しいですが、その通りかもと思ってしまいました。車は敷地の都合上ですがバレーシステムになっていて、便利でした。
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いきなり無粋なことを書いて申し訳ありませんが,全8棟のうち,バリアフリーの「天心」を基準にすると,
「宵待」と「有明」が1.1倍,
「弓張」が1.2倍,
「風待」が1.4倍,
「夢見」と「十六夜」が1.5倍,
「佳月」が1.9倍,
という料金設定になっていることがわかります。
部屋の広さは大きく違うわけではないので,これは主として部屋の標高の違いを反映しているのでしょう。行ってみて初めてわかったことですが,「月洸樹」の敷地は相当な急勾配。そして,「佳月」の客室と貸切露天風呂「天空」が敷地の最高所に位置し,ここからは素晴らしい眺望が期待できます。逆に,部屋からの見晴らしにはそれほど拘らない,貸切露天風呂「天空」さえ利用できればいい,ということであるなら,低い位置にある「天心」「宵待」「有明」「弓張」の客室でも十分満足できる,ということになろうかと思います。いずれも特色ある内風呂+露天風呂を備えた「離れ」です。
食事も申し分ありませんでした。いわゆる「地産地消」ではなく,九州各地の山海の恵みが一堂に会します。県境を越えると馬刺しを食べることさえ難しくなる九州の地では,これはむしろ新しいコンセプトであると言えるのではないでしょうか。
それに比べてカウンターだけのバーは,少し貧弱な感じが否めません。昼間,外来客を受け入れないという前提であれば,例えば湯布院の「山荘無量塔」の「Tan's Bar」などと比較しても意味がないのかもしれませんが…。それでも,食後酒をゆったりと楽しめる,レストランとは少し独立した空間があればなぁと,稀有な旅館だけに,無いものねだりもしたくなります。
宿泊した「佳月」の様子は,『2018年 黒川温泉 月洸樹「佳月」 宿泊記』でご覧下さい。
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