四万温泉 積善館のクチコミ(19ページ)
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妻と二人で出かけて気に入り、二度目は両親も連れて泊まりに行きました。
泊まった部屋は2回とも、昭和11年に建築された「山荘」です。
四万温泉のバス停を降りて徒歩3~5分。赤い欄干の橋の向こう側に、映画「千と千尋の神隠し」の湯屋を彷彿させる木造の旅館が見えてきます。
建物の一部は元禄4年の建造物で、県重要文化財に指定されています。さすがに江戸時代の建築部分に宿泊はできませんが、見学することは可能です。
館内は「本館」「山荘」「佳松亭」に分かれており、複雑な構造になっているので、初めて来た宿泊客はみんな迷子になりそうになります。
ちなみに、江戸時代や昭和初期の建物をそのまま活かしているので、まったくバリアフリーではありません。足が不自由な方は、事前に宿に相談してから宿泊した方が良いと思います。
「山荘」の部屋は昭和11年の建築とあって、さすがにくたびれていますが、ムードは満点!部屋の隅々まで往年の凝った旅館建築技術がみられ、興味津々です。両親にはちょっと奮発して「角部屋」に泊まってもらいましたが、二人では贅沢すぎる程広い部屋でした。
温泉は4種類もあり、館内を迷うように彷徨って探します。メインは「元禄の湯」と「杜の湯」。特に「元禄の湯」は昭和5年に作られた大正ロマネスクを用いた歴史を感じさせる風呂。しかも若かりし頃の吉永小百合さんが映画の中で入っていたと思うと、ありがたみが増します。しかしこのお風呂、入口の扉1枚開けると外から丸見え。昔は脱衣所で湯船を外から隠すという感覚は無かったんですね~。男はさほど気になりませんが、女湯に入る方は勢いよく扉を開けないようにご注意を…。
「杜の湯」も落ち着いた露天風呂で気に入りました。
いろいろな風呂があり、また規模も大きいので他の入浴客をあまり意識せずに、のんびり入浴できるのも積善館の良いところです。
「山荘」の懐石料理もとてもおいしかったし、手の込んだ料理で満足。そして更にびっくりしたのが、食事中に女将がわざわざ部屋まで挨拶に来てくれたこと。
平日の割安プラン(1万3千円位)で宿泊していたので、女将が挨拶に来たこと自体びっくりだったのに、その女将がとても美人だったのでなおさらびっくり!しばし妻の存在を忘れて見とれてしまいました。
夕食の後はのんびり温泉街を散策…と思ったのですが、四万温泉街何もありません。ここは静かにのんびり心身を癒す温泉場のようです。
さて、目が覚めて朝風呂にも入り食堂に行くと、これまた豪華な朝食にびっくり。お粥もおいしかったです。
積善館の良かったところは他にも従業員の雰囲気の良さですね。こんな雰囲気の良い職場だったら働いても良いかな?と思ったりもしました。
静かにのんびり温泉と食事を楽しみたい方、歴史を感じたい方、積善館はお勧めの旅館です。
個人的には今まで泊まった宿の中で、一番良かったと思っています。 -
テレビで見た美人女将が夕食時に全部屋を挨拶に回りますが、いやはやお美しい。
お湯がいいだけです、とご謙遜なさいますが、んなこたあない。
部屋食だけれども温かいものは温かく、冷たいものは冷たく食せるようにこなしておられる由、お味も申し分ありません。
レトロな元禄の湯は情緒たっぷり、普通の大浴場もお掃除が行き届いてぬめりひとつなく清潔で気持ちいいです。 -
ご存じ、千と千尋のモデルとなったお宿です。宿の入り口は「千と千尋の」の湯屋入り口を彷彿させる唐橋があります。中は入り組んで階段をあがり、エレベータを乗り、温泉を巡ります。全ての温泉を巡ると建物全体を見ることができ、楽しいツアーですね。本館は防音が今一つなので、気になる方はお勧めできません。
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まずはじめに、とんでもない由緒ある歴史的な宿に泊まったことに、我ながら驚いてしまった。宿に入るには、なんともいい雰囲気の赤い橋 ”オメデタ” 橋を渡る。その瞬間から完全に心は元禄の江戸時代にタイムスリップします。古湯を愛する者にとっては、とてもたまりません。そんなわけで宿は、古いですがこんな重要文化財に宿泊できるだけで心はおどります。特徴をあげればきりがありませんが、ほんの一部を紹介しますと、「旧環境庁指定の国民保養温泉地の第一号」。「元禄4年(1691年)創建(300余年の歴史)の日本最古の温泉宿建築物」。「群馬県指定重要文化財」。「江戸時代からの一級の保養温泉地」。「関東の温泉地では最上位の温泉郷」。「大正ロマンいっぱいの元禄の湯」(湯)。「国の登録文化財指定」(湯)などなど、と紋切り言葉が並びます。夜、本館横を流れる沢からカジカの声を聞きながら夜は更けていきます。元禄時代の”空気”ありがとう。さてあなたは空気が読めますか。この日は、生憎、真夏日に当たってしまい、メチャ暑かったなあ~。
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国登録文化財・群馬県近代化遺産に指定されている山荘の角部屋に宿泊しました。山荘は2階建てで私たちは上の階でした。
12畳くらいのお部屋で、正面と右側の障子の向こうにも畳が敷かれていて、ぐるりと窓に囲まれていました。このお部屋の手前にも4畳半のお部屋があります。まだ寒かったので、コタツが用意されており、かなりリラックスできました。
お部屋で食事をしている時には、美人女将が挨拶に来てくださいました。
団体客をとっていないそうで、お風呂もゆったり入れました。時期と日曜に宿泊したせいもあるかもしれませんが。もちろん湯上りしっとりのいいお湯でした。館内のすべてのお風呂、飲泉所のスタンプを集めると景品をもらえます。私たちはポストカードをいただきました。
私の住んでいるところからは、かなり行きにくい場所なのですが、是非再訪したいと思います。 -
勿論古いだけのことがあるのだけれど、それが風情になっていてとても興味深い。
本館が未だに使われていて、当時のお客さんが何人か泊まっておいでだった。どうも人が廊下を歩くとギシギシいう、という噂は聞いたけれど、それなりの雰囲気がよい。
風呂はどれも大変に気持ちの良いお湯である。川の横に当時のままに建っている「元禄の湯」が実に気持ちがよい。扉を開けるとすぐに風呂が見渡せて、衆人環視の中で衣服を脱ぐという仕掛けである。 -
お風呂が全然掃除されてない感じで、不潔でした。有名な「元禄の湯」も何となく不潔な感じが。館と館のつなぎめがカビくさかったし、何しろ期待はずれでした。他の方のカキコミをみると「掃除が行き届いていた」と書いてる場合が多く、最近になって急に不潔になったのかな。
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国の重要文化財にもなっている建物にある元禄の湯は情緒あってとっても良いです。また何より宿の方が親切で、掃除も行き届いていて、料理もおいしく気持ちよく滞在できる宿です。
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四万温泉の中で一番古い温泉宿、かつ、「千と千尋の神隠し」のモデルにも使われた宿として有名な宿です。
宿は建て増しをしているため、迷路のようになっていて、最初は困りました。また、一緒に泊まった母は足が悪いので、段差の多い階段等に苦慮していたようです。
部屋は大正ロマンを思わせる趣があり、昭和の文豪達も泊まった宿であり、そういった点からも感慨深いものがありました。
古い造りの温泉風呂や食事処から眺める庭も素敵でした。
宿内のツアーなどもあり、他の旅館では楽しめない旅情があると思います。
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