価格・運航スケジュールに利点を見出せるならＯＫ

北京に行くときに時々使う会社ですが，７月上旬に，初めて欧州（ストックホルム）の往復に利用しました。わずか４日前の購入で５万円以内（旅行会社の割引併用）と，きわめて格安だったため，話のネタにもなるかと思いこちらを選びました。

以前も中国へ行くときにも利用した事のある会社なので，機内食が日本人の口に合わないことは織り込み済みでした。個人的には，牛肉さえ選ばなければ，許容範囲かと思います。機内食の評判が悪いのは，「Beef or chicken？」と聞かれて，「Beef」と答えてしまう日本人が多いのが一因ではないかと推察します。

羽田発着便は小型機で，個別モニターはありません。また，日本語の放送もありません。日本語もあまり通じない様子なので，英語がまったく理解できないと厳しいかもしれません。

客層は，想像していたよりはまとも。中東系の会社を選ぶよりも良いかもしれません。ただ，（これは航空会社というよりお国柄の問題かもしれませんが）どの便も赤ん坊の泣き声がひどく，また子供が座席で暴れていても親は注意しない（日本人含む）ので，気になる人は避けたほうが良いかと思います。ある便で前後を子連れにはさまれてしまい，本当に苦痛でした。

北京での乗り継ぎは要注意。他の方の口コミにもありますが私も手荷物検査に１時間以上かかりました。わずか２レーンしかなく長蛇の列なので，出発時刻が迫った人が次々と割り込んだり（係員がダメといってもお構いなし），車椅子の団体が大挙としてやって来たりしてなかなか進みません。

定時性については，期待できません。各自，到着後の接続に余裕を持つしかないと思います。北京発，羽田着の最終便は，１時間近く遅れました。

全体としては，羽田朝発，夜着の便が設定されており，北京での接続も悪くなく，値段も格安なので，この点に魅力を感じるなら使ってみるのも良いかと思います。逆に言うと，価格や運航スケジュール面でメリットがなければ，選ぶ理由はないともいえます。