初心者の初心者による初心者のためのマカオ観光 ［1 入国編］

2017/06/16 - 2017/06/19

色々あって1年半ほどお休みしていましたが、生存確認も兼ねて徐々に再開します。
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先月末まで勤めていた会社を辞める前に、入社以来初めて有休を2連休で取得した。
出張で17,000mileほど溜まっていたANAのマイルを香港往復の特典航空券に交換し、単身マカオへ。
｢前から行きたいって言ってたんだから、こういう機会に行っといで｣と言ってくれる奥様のお言葉に甘える事にした。
結果的には大変楽しい旅で、次は奥様と一緒に行きたいと思っている。
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本編では羽田空港から香港空港を経由してマカオに至るまでの手続きなどを中心に、ホテル･リスボアに到着するところまでを記す。

エリア マカオ(マカオ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

本編の写真は全てスマートフォンで撮影したものなので、クォリティは不問で･･･

8:50羽田発NH859便に搭乗する為、7時前に羽田空港に到着。
先ずは朝食。
国際線ターミナル 4F おこのみ横丁 にある日本橋だし場。
経営は にんべん なんだそうな。
http://www.ninben.co.jp/honten/dashiba/

日本橋だし場 羽田空港店 グルメ・レストラン

だし炊き込み二段弁当
空港価格と言えばそうだが、540円は良心的な価格。
朝ごはんには十分なボリュームだし、穏やかな出汁の味わいが美味しかった。
奥にあるパブリックエリアのテーブル席で戴いた。

日本橋だし場 羽田空港店 グルメ・レストラン

さて、一気に香港空港に到着。
入国審査場方向に進むと、Ferries to Mainland/Macau ticketing counter(フェリー乗り継ぎカウンター)がある。
今回は香港には入国せず直接マカオに行く事が課題の一つなので、先ずはここに立ち寄りフェリーチケットを購入。

"先ずは"と書いたのは、香港国際空港での乗り継ぎ時間が60分に満たない場合はフェリーに乗船できないから。
フェリーの運航スケジュールを予め調べておく事が肝要。
■TurboJet
https://www.turbojet.com.hk/jp/
■CotaiWaterJet
https://ticketing.cotaiwaterjet.com/cwjbooking/#/index

今回は最初2泊をマカオ半島側のリスボアにしたが、フェリーの運航スケジュールからタイパフェリーターミナルからマカオ入りする事にした。
コタイ･ウォーター･ジェットのカウンターに並ぶ。

この辺りはANAのWEBサイトやC-STUDYという中国出張用ブログに詳しく書かれているので参考にされたい。
https://www.ana.co.jp/international/prepare/access/skypier/#anchor002
http://www.ana.co.jp/inttour/info/421/macau.pdf
https://c-study.net/2016/01/hkia-ferry-to-guangdong-macau/

これがコタイ･ウォーター･ジェットの乗船チケット。
HKD254。
クレジットカードで購入。

因みにマカオでは和製カードのJCBは使えない事が殆どなので、visaかmasterを持って行かれる事をお薦めする。

フェリーチケット購入時に飛行機のバゲッジクレームを要求されるので、それを係員に渡す。するとチケット発券時にフェリーのバゲッジクレームが一緒に手渡される。
スカイピア(香港空港フェリーターミナル)が飛行機からフェリーに預入荷物を転送してくれるシステム。
大変不安だったが、結果的にはノープロブレム。

当たり前だが、この後絶対に香港に入国してはいけない。

SkyPierと転送サービスの提携をしている航空会社は次の通り。
https://goo.gl/5wtUQQ

入国審査場の直前に両替所がある。

HKD(香港ドル)のような国際的にマイナーな通貨は香港以外の国の銀行が持つとリスクが大きく、そのリスクは両替時の手数料に転嫁される。
故に成田空港や羽田空港の銀行で両替するのは極めてレートが悪い。
ま、トラベラー各位にとっては釈迦に説法でござる。

香港に入国しない場合はここで両替するのが適当だが、今回は課題があるので敢えてスルー。

今回の課題の一つはクレジットカードによる海外キャッシング。
それなりに海外で両替はしているが、カードキャッシングは利率も悪く利用するもんじゃないと思っていた。
今回は丁度エポスカードが『初めてのキャッシングで最大30日間金利ゼロ』キャンペーンを張っていたので、この機会にカードキャッシングを初めて利用してみた。
(この辺が初心者丸出し･･･)
何となくブランドで右側のHSBC(香港上海銀行)の端末を利用。
これが上手くいけば、今後日本円キャッシュの持ち込みを少なく出来る。

カードを挿入して1分弱。
あっけないくらい簡単にHKDのキャッシュが手に入った。
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因みに帰国後すぐに一括返済するのも今回の課題。
帰国後にカード会社のWEBサイトで支払いをリボ払いに変更し、リボ増額返済で前倒し一括返済。
カード会社のWEBサイト内で一括返済するのが良い筈だが、ネット銀行返済ページが見当たらないので最寄のエポスカード端末で全額返済した。(コンビニの端末からでも返済可能だが、勉強も兼ねて1円単位で返済できるエポスカード端末から返済した。

今回は金利ゼロだったが、通常の年利18%でもキャッシング7日後の金利は0.345%(10万円で345円)
海外キャッシュディスペンサの使用手数料が216円。
今回実際に利用してみて、キャッシュとの使い分けは必要だと思うが、しっかり自己管理が出来さえすれば海外キャッシングは便利だと思った。

さて、乗船30分前に乗船口に並ぶ。

乗船時刻になり乗船口を潜ると、SkyPier行のシャトルに行き着く。

シャトルに乗って移動した後こんな所を歩き･･･

船着き場へ。

コタイ･ウォーター･ジェット船内。

金曜の午後という事もあり、船内はガラガラ。

出港して暫く経つと海のど真ん中に巨大な吊り橋が現れる。

港珠澳大橋

香港空港のあるランタオ島と珠海を陸路で結ぶ大プロジェクトで、海底トンネルを含めると全長約55kmにも及ぶ。
珠海側と香港側の両端から工事が進み、既に8割がた完成しているらしい。
最初は今年8月を目標に開通する予定だったが、(さもありなんだが)コンクリート圧縮試験のデータ改ざん疑惑が346件もあり、年内開通も危ぶまれる状況にある。

この橋におびただしい数の車両が載り、強風でも吹こうものならどうなるのやら･･･

タイパ･フェリー･ターミナルに到着

これは荷物受取所

自分の預入手荷物もANAからきっちり転送されてきた。
一安心。

タイパ フェリーターミナル 船系

タイパ･フェリーターミナル
現在のタイパ･フェリーターミナルは正しくはTemporary Ferry Terminalなのだが、マカオ･フェリーターミナル(Outer Harbour Ferry Terminal)より余程立派。
何処が"Temporary"だって話だ。

荷物を受け取ったらバスターミナル側に進む。

タイパ フェリーターミナル 船系

バスターミナル

比較的大きな規模だった。

二枚上の写真から真っ直ぐ進むとコタイ･メガリゾート行きのシャトルバスがずらり。
ただマカオ半島側に行くシャトルバスは居なかった。

おいおい･･･、と思いつつ周囲を見渡すと反対側に『葡京』と書かれたグリーンのバスを発見。

葡京(リスボア)、新葡京(グランドリスボア)行のシャトルバス

このバスを遠目に見てリスボア行と分かった自分を褒めたい。

バス乗り場

これはもう確実にリスボア行き。
安心して乗り込む。

乗車時にホテルのバウチャーでも見せるのかと思いきや、何のチェックも無し。
"ホテルにお連れする"というより"ホテルのカジノにお連れする"シャトルバスと考えれば良いらしい。

バス出発から40分近く掛かったが、グランドリスボアを経由してリスボアに到着。
古いホテルなのでシャトルバス運用についてちゃんと考えられておらず、ホテルの裏側を通ったり不安だったが、無事に到着した。

ホテル リスボア ホテル

チェックインを済ませて客室へ。
デポジットはHKD1,000。
カード払いOK。
カード払いの場合はチェックアウトから20日後にペイバックされるという説明だった。

写真はエレベータ。
カードキーをかざさないと操作できない仕組みになっている。

ホテル リスボア ホテル

客室

結構広いじゃん。

ホテル リスボア ホテル

一人旅だがツインルーム。
キングサイズベッドルームを探して貰ったが、喫煙室しか空いていなかった。

HISで金曜は一泊9,900円(税・サービス料込)
古いホテルだが四つ星以上だし、立地を考えるとリーズナブルだと思う。

ホテル リスボア ホテル

バスルームはジェットバス。
使い方が難しいが、スチームバスにもなるし、色々仕掛けがあって面白かった。

ホテル リスボア ホテル

冷蔵庫
中身は無料。ビールも1本含まれており、これは嬉しい。
ただ客室で飲む事が原則で、空き缶は客室に置いておくルールなんだそうな。
因みにこの日ビール大瓶を2本買い足して夜に飲んだら、空き瓶から察した客室係が翌日はビールを2本置いてくれた。気が利くねぇ。

さて、観光に出掛けましょうか。

『夕暮れの散策編』に続く。
http://4travel.jp/travelogue/11260272

手っ取り早く入出国の手続き情報だけ欲しい方は『帰国編』へどうぞ。
http://4travel.jp/travelogue/11261313

ホテル リスボア ホテル