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≪2017.June≫あみんちゅ沖縄の一番長い日に触れる旅沖縄本島その弐之弐~二日日:万座毛・名護・美ら海水族館編~<br /><br />一年間の沈黙の期間を経て実現した今回の来沖。エアーチケットとレンタカー・常宿の手配は1月の半ばには済ませています。しかしその後『資格試験』や『合格祈願』、そして『お礼参り』に加えて『戦争を辿る旅』にかまけていた結果、6月初旬まで計画を見直すことすら出来ませんでした。結果いつもながらではありますが『Special No Planの旅』で出かけることに…。10倍の回り道をしてしまったホテル探しに続くハプニングはどんなことが待ち受けているのでしょうか?それでは2日目が始まります♪<br /><br />平成29(2017)6月21日水曜日<br />ホテルサンセットヒル 09:55 《0.0km・0.0km・76.1km・0.0km/h》<br />中泊郵便局 10:03《1.5km・1.5km・77.6km・11.3km/h》<br />10:10<br />恩納郵便局 10:23《9.1km・10.6km・86.7km・42.0km/h》<br />10:32<br />万座毛 10:34 《1.0km・11.6km・96.3km・30.0km/h》<br />《ジュース160×2 水110》<br />12:21<br />幸喜公園 12:47 《14.3km・25.9km・112.6km・33.0km/h》<br />13:12<br />名護郵便局 13:25 《8.0km・33.9km・120.6km・36.9km/h》<br />13:42<br />名護大中郵便局 13:45 《0.8km・34.7km・121.4km・16.0km/h》<br />13:53<br />ローソン名護高校前店 13:58  《1.5km・36.2km・122.9km・18.0km/h》<br />14:12<br />名護高校 14:16  《1.0km・37.2km・123.9km・15.0km/h》<br />14:43<br />名護大北郵便局 14:44 《0.2km・37.4km・124.1km・12.0km/h》<br />15:40<br />名護宇茂佐郵便局 15:49 《2.7km・40.1km・126.8km・18.0km/h》<br />16:00<br />八重岳山頂 16:40 《14.3km・54.4km・141.1km・21.5km/h》 <br />16:45<br />八重岳野 16:48  《1.3km・55.7km・142.4km・26.0km/h》<br />戦病院跡 17:03<br />八重岳桜 17:08 《2.6km・58.3km・145.0km・31.2km/h》<br />の森公園 17:24<br />石くびり 17:31 《3.5km・61.8km・148.5km・30.0km/h》<br />18:03<br />本部郵便局 18:13  《3.0km・64.8km・151.5km・18.0km/h》<br />18:20<br />ファミリーマート  18:24  《2.4km・67.2km・153.9km・36.0km/h》<br />海洋博記念公園前店 18:34<br />美ら海 18:39 《3.0km・70.2km・156.9km・36.0km/h》70.2<br />水族館 20:08<br />ローソン 20:18 《6.0km・76.2km・162.9km・36.0km/h》<br />20:29<br />許田IC 20:57 《24.3km・100.5km・187.2km・52.1km/h》 <br />伊芸SA 21:08 《18.2km・118.7km・205.4km・99.3km/h》<br />21:38<br />西原IC 21:58 《32.1km・150.8km・237.5km・96.3km/h》<br />マックスバリュ八重瀬店 22:08 《10.4km・161.2km・247.9km・62.4km/h》<br />    22:32<br />ゲストハウスりゅうかく 22:45 《7.8km・169.0km・255.7km・36.0km/h》<br /><br /><br />【宿泊】<br />ゲストハウスりゅうかく<br />《朝食付き禁煙シングルルーム 5,940円:直手配》<br />〒901-0614 沖縄県南城市玉城字奥武293番地24<br />TEL:098-917-4173<br />https://ryukaku.jimdo.com/<br />map code : 232 468 033<br /><br />色々と行き先を考えながら寝てしまったにも拘らず、朝は珍しくパッチリ起きます♪とにかく『朝ごはん』!ということで、昨晩同様一階のレストランへと向かいます。朝食はバイキングですが、結構メニューが豊富です(嬉)。おまけに窓側の席が空いており、オーシャンビューでの朝食はサイコーでした!!おいしくボリューミーなお食事をたらふく頂いて部屋へと戻ります。ちょっと食べ過ぎたかな(笑)。<br /><br />実は今朝起きた時にスコールがありました。晴れ〇〇を自称するたかティムさんはホント雨に降られたことがありません。しかし梅雨明け宣言もまだ出ていない沖縄に向かうのにはちょっと心配なところもありました。まあいつも『雨が降ったら車の中で昼寝をしよう』と決めている心構えがそうさせるのか、行動開始とともに晴れ間が出ます。今回も結局そうなったこともあり、恩納村にいるんだから…やはり『伊江島』へ!!!という気持ちが高まって来ます。そのくせ出発はそれほど早くもなく9:55となり、雨に濡れながら力強く咲いているハイビスカスに再訪を願って出発します。<br /><br />前もっていくつかの立ち寄り地を設定し、まずは中泊集落の中泊郵便局へ。旅行貯金をするために立ち寄ります。そして旧道をしばらく走って国道58号線に合流し、恩納の集落を目指します。そして恩納郵便局へ。ここで既に10km走っていることから泊まったホテルは恩納村でも結構南の方だったことがわかります。局を出てそのまま役場の方面へと向かうとすぐに『万座毛』の交差点を見つけ思わず左折。名前は知っていても立ち寄ったことのない(記憶にない?)観光地を訪れることに急遽決定します(笑)。<br /><br />10:30という早めの時間と思ったのが甘かった…。既にレンタカーは駐車場の空き待ちで列をなしており、その先には結構な数の観光バス。勿論この時期の観光客といえばどこぞの国の方々と相場が決まっているため、滞在時間を考えれば大したことないと判断します。入り口付近の駐車場は車列があっても、少し離れた駐車場では普通に空きがあることを知り車を回します。ただこの辺り『車上荒らし』が頻発しており、貴重品を車内に置くなと書かれています。金目のものは持たない主義ですが、そういえば『ETCカード』が入れっぱなしだったことは、車に戻って来たときに警らのパトカーを見て思い出しました。嘘じゃないんだと…。とにかく車を停めて歩いて行きます。駐車場には多くの土産物屋が並んでいますが、お土産を買う者はほとんどいません。大体は飲み物や食べ物をちょっと買っていくだけだったようにも見えました。ただその中で『帽子』だけはいろいろなものが飛ぶように売れていたのは確かです。実はこの日6月21日に沖縄地区の梅雨明けが発表され、夏の日差し真っ盛りの炎天下で、日差しを甘く見た観光客が慌てて買っていたようです。ちょっと笑ってしまいました(笑)。ちなみに被り物は『大嫌い』なたかティムさんは、『恰好が悪い』と言われようがなにしようが水にぬらした『タオル』でほっかむりをしています。その姿を見たらたぶん私に間違いありません(爆)。<br /><br />とにかく冷たい飲み物がすぐ欲しくなる暑さゆえ、一服しもって水飲んで…を繰り返しながら歩いて行きます。小さな岬を周遊するように歩道が作られている万座毛、中でも人気のスポットは『象の鼻の形の岩』に間違いありません。沖縄の観光ガイドには必ず写真が掲載されており、一方通行の歩道を歩くと最初に見える場所であることから人が途切れることがありません。自分のことしか考えず人の写真に写りこむように場所取りをする輩の多さに並行してしまいます。誰もが写真に収めたい場所であるならば、さっと撮ってさっと場所を譲るような『心配り』は欲しいものです。景色はきれいですが、そういう場所ゆえの『人間のエゴ』が見え隠れする場所でもあった…それが残念でした。<br /><br />対岸には『万座毛を望むホテル』として謳っている『ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート』があります。確かに借景ではあれど、この景色が見えるならば確かに…と思える節もあります。でも見えるとは言えど距離もあり、実際どれ位見えるのかは不明です。まあこの辺りのホテルに泊まることもないかとは思いますが…。<br /><br />この石灰岩の浸食による景色と特有の植物で有名な場所ではありますが、一時事件の現場として有名になった場所でもあります。そんなことはどうでもいいのですが、この恩納村は先の大戦に於いて、米軍が沖縄本島に上陸した地点からそう離れてはいない場所になります。そのため逃げる場所を失った住民が身投げをした凄惨な史実の場所でもあります。観光地としては奇岩の織り成す景色は素晴らしいものだと思います。しかしその歴史には悲しい史実があったことを忘れてはいけないことだと思います。写真撮影で割り込んでもないも言わない輩たちを見ながらふとそんな思いに駆られました。<br /><br />万座毛をのんびりと見学し、水分補給と一服をして車に戻ろうとしたところ『ウドゥイガマ』という史跡があるようなことをスマホで知りました。近くまで車で行けそうですが、駐車場待ちの車を追い越して行くのも…と思い徒歩で出発します。ただ…進んでも進んでもそれらしき『場所』にたどり着きません。時間的にお昼時ゆえ真上からカンカン照りのお日様が照り付けている状況。手持ちの水も底をつき、生き倒れになる心配をふとしてしまうと先には進めなくなりました…。機会があれば来ることもあるだろう…と理由付けをして途中で引き返します。自宅に帰ってから地図を確認するとたぶん半分の距離しか進んでいなかったことがわかり、適切な判断だったことを知ります。『No Plan』の怖いところかも知れません…。<br /><br />結局引き返し、一段落した様子の駐車場を尻目に、少し離れた駐車場を目指します。途中この『万座毛』の名づけられたきっかけと言われている18世紀の琉歌歌人『恩納ナビー』の歌碑に立ち寄ってから戻ります。駐車場にはパトカーが停まっており、『なんも悪いことしてないけど…』なんて思っていたら、車上荒らしの警戒だったことを知りました。こんなところでご苦労様です。<br /><br />2時間程かけて回って来ましたが、出発時に言っていたことが忘れられていました。『伊江島・いえじま・イエジマ』ですが、万座毛に着いたときに本部港から伊江島港へと渡るフェリーの時刻を勘違いしていたことに気づきました。13:00という出発時刻を考えていたところそれは伊江島港を出発する時刻であって、本部港出発は11:00の次は15:00でした。30分の航路であれば行って帰ってきて終了です。今更なのですがしょうがありません。そういうときの切り替えは早く、行けるところまで~のコースに切り替えます。結局12:05に万座毛を出発し、恩納の集落を通過し国道58号線へと入り、北上を続けます。<br /><br />とにかく暑いので、少し走ると休憩します。幸喜ビーチ、名護市民ビーチとも言われる国道沿いのビーチですが、リゾートホテルの隙間にちょこっとあるような印象を受けました。6月21日といえばまだシーズンオフなのか泳いでいる人は見受けられず、ビーチを清掃して入り市民ボランティアっぽい方が歩いているだけです。まあ泳ぐことは考えていないので一服休憩の後走り出します。<br /><br />直接本部へと向かうのであれば名護の街中を走ることはありませんが、せっかく名護に来たんだから…ということで郵便局を回ります。名護郵便局では撮り終えたフィルムを発送し、名護大中郵便局は駐車場がなく路駐して急いで用事を済ませ、名護大北郵便局はナビの指し示す場所にはなかったため、一服を入れるために近くのローソンへと立ち寄りました。実はこれが思わぬ成果を得ることは全くの偶然だったことを後で知ることになります。<br /><br />ローソン名護高校前店。店舗名なんてどうでもいいんですが、ふと名護高校という響きに引っ掛かりを感じました。確か名護高校の敷地には『南燈慰霊之塔』が建立されていたはず…。慌ててスマホで検索すると、確かに間違いありません。ただ高校の敷地内ゆえ許可が必要なのは間違いないはずで、学校が開いている時間に限られる『難度の高い慰霊碑』のひとつとして挙げていた場所のひとつでした。記載されている名護高校に連絡を入れ、数分後にお伺いしますとお願いすると…しばらく時間があいて『事務所に立ち寄って下さい』との回答を頂きました。ただナビの指し示す場所と正門は場所が違い、少し時間はかかりましたが無事到着します。慰霊碑見学と要件を記載して『初めて』だということを告げると、職員の方が途中まで案内してくれました。この詳細については別途〝第二十八章あみんちゅ戦争を学ぶ旅~なごらん学徒看護隊(沖縄県立第三高等女学校)の足跡を訪ねて~〟に記述しています。<br /><br />参拝を済ませて再び出発をします。ない場所は仕方がないので『タブレットナビ』を用いると、逆方向に移転していることを知りました。名護大北郵便局、沖縄の郵便局を回ることは珍しいのか局員さんが興味津々だったことが目新しかったです。この敷地内には沖縄を拠点とする衣類雑貨店サンキの名護店がありました。暑くても靴を履いていないと気が済まない性格なので、ずっと靴下+スニーカースタイルを通してきましたが、さすがに急に熱くなると耐えられません。そこで〝島ぞうり〟を購入し、助手席に置いておきます。一息ついたらまたドライブ開始で先へと進んで行きます。<br /><br />少しルートから外れた名護宇茂佐郵便局でタイムアウトとなり、ここからは本部へと直行するルートを取ることになります。ただナビルートでは国道449号線を走るルートを指し示すのですが、せっかくならば行き帰りは違うルートを取りたいため、敢えて山越えルートを取ることにします。パイナップルパークや名桜大など時間があったら寄ってみたい場所もあれど先を急ぎます。しか~し、思わず左折をしてしまった『八重岳方面』の標識。<br /><br />沖縄戦史に於いて上陸した米軍を迎え撃つため、主戦力である第62師団・第24師団は本島中部宜野湾以南に集結して持久作戦を取る戦略を取っていたため、北部は独立混成第44旅団第二歩兵隊の二個大隊で国頭支隊を構成し、国頭地区隊として名護付近に駐留を命ぜられるも、その後1個大隊を伊江島守備隊として配備するにあたり第二大隊は500~1,000名程度の小兵力なものとなり、本部半島にあった陣地を八重岳付近に縮小せざるを得なくなっています。その拠点となった場所が他ならぬこの八重岳界隈であることは、以前調べたことで知ってはいたもののこの数でどうしたのかは全く想像もつきませんでした。取りあえず山頂の車で行けるところまでは登っても、特になにかある様子もありません。北部の戦跡というと頭を傾げられることが多いことは聞いてはいたので、仕方なしに先を急ぐと…道路わきに小さな道標を見つけ急停車します。『野戦病院跡』と…。近日の雨で結構ぬかるんでいる道を100m程走ると先客がいらっしゃいました。そこに建立されていた小さな『標識』、国頭支隊本部壕・野戦病院跡とありました。数少ない北部の戦跡を取り上げているブログや文献に必ず掲載されている写真ではあるものの、まさかこれ程傷んでいるとは知りませんでした。詳細は別に記載しているのでここでは述べませんが、碑が建立されて18年の月日が、貴重な戦跡を土にかえろうとしているように思えてなりません。とやかく意見を述べるのではなく、このままで良いんだろうか…とただ思ったのは私だけではないのではないのでしょうか…。ただこれ以上はどうすることもできないので車へと戻り、先を急ぐことにします。<br /><br />山道を走り続けること数分、大きく広がった公園が目に入りました。八重岳桜の森公園、日本一の早咲き桜である『寒緋桜』の名所として有名な場所です。ニュースでもよく放映されているのでいつも『来たいな~』とは思っていてもなかなか訪れるきっかけもありませんでした。とはいえ6月の全くのオフシーズンゆえ、『寒緋桜の木』を見ることしかできません。そこは仕方がないので一服を決め込んで出発しようとした際に事件が起こります。ポケットに入れていたiPhone7Plusがリュックを持ち上げようとした瞬間に飛んで行きました(驚)。画面を下にして落ちたので嫌~な予感がするも、『ガラスフィルム』が守ってくれるだろうと思っていたのが甘かった…。フィルムが割れていると思ってそのままにし、家へ帰ってフィルムを張り替えようとしたら…まさかの『フィルム』は無傷で本体ガラスにひびが入っていました(泣)。まあその後4日間気づかなかったのはおめでたい証拠なのでしょうか…。<br /><br />気づかないまま走り始め、本部の街の中へと入る手前で見つけた『石くびり』の碑。沖縄舞踊所縁の碑ということらしいですが、よくわかりません。そして訪れる人もいないのか『くもの巣』だらけです。加えて雨上がりの足元の悪さも輪をかけて、頂上部にある展望台から『伊江島』や『本部大橋』の姿を確認しただけで降りて行きます。<br /><br />そしていよいよ本部町の市街に入るも既に18:00を過ぎており、立ち寄った本部郵便局ですら閉まっています。まあここまでくれば目指す場所はひとつしかなく、プライベートで来た記憶のない『美ら海水族館』を本日最終の目的地とここにきて初めて決めました。本部郵便局から美ら海水族館まではすぐなのですが、直接チケットを購入するより、コンビニで前売り券を買った方が『安い』とは言われています。それもあって途中でファミリーマートに立ち寄るも、ファミポートでそれらしきものがhitしません。ここでモタモタしていると時間の無駄なのであきらめて先へと進みます。一度入り口を間違えて、駐車場にたどり着いたのは18:30を過ぎていました…。<br /><br />ラッキーなことにこの時期20:00迄やっていることを到着して初めて知りました。ただ入場は19:00までなので駐車場の係員さんに急かされて小走りで向かいます。しかしどうしても写真を撮ってしまいます(困)。結局入り口にたどり着いたのは入場終了5分前、相変わらずのんきな性格です(笑)。券売機でチケットを購入しますが、4時からチケットは1,290円で、例えコンビニで割引券を購入していても差額が返される料金でした。結局は買わなくて正解でした♪<br /><br />ただ…水族館というのはあまり私にとっては馴染みがある施設ではなく、流れるように見て終わりというイメージしかありません。それなりの入場料が掛かるということもあるのかも知れませんが、いろいろなシチュエーション別の水槽を眺めながらものんびり見ていくという気持ちになれないところもありました。しかし次にいつ水族館を訪れるのかは本当にわからないこともあり、ネタ集めの『自撮り』も含めてフラッシュを切っての写真で切り取っていきます。でも人が集まるところってやっぱり見とれてしまう要素もあるんですね~♪時間的にショータイムはありませんが、約1時間ゆっくり『海の中』を見学し、蛍の光に押し出されるように外に出たのは、ちょうど20:00ちょうどになっていました。<br /><br />夜の帳が沖縄の地でも降りようとしているときも、なぜか見えている『伊江島・タッチュー』をカメラに収め、車へと戻ります。ここからが現実に引き戻される瞬間です。今晩は南城市の奥武島にある『ゲストハウスりゅうかく』にお世話になります。一般道を使って2時間弱と読んでいたのはまぼろしか…というしかなく、ナビが指し示すルートは、沖縄道をひた走っても2時間近く掛かるとのこと。なんせ100kmの距離があることを想像だにしていませんでした。とはいえ行かなければ始まりません。この時間だと道の駅許田もお店が閉まっているためスルーするしかなく、休憩処がわからないまま出発するため、本部町内のローソンで一服した後、いよいよロングランコースに挑むことになります。行きとは違う国道449号線をそれなりのスピードで名護まで快走し、途中から国道58号線へと入ります。さすが北部の中心都市と思える渋滞とまではいかなくてもゆっくりした走りを余儀なくされる区間を通り抜け、許田ICのややこしい『追い越し車線からの進入路』も無事クリアして沖縄自動車道へと入ります。この区間はやはり辺戸岬まで行った後糸満まで向かうときにも利用していますが、いつも日暮れ後ゆえよく言われる『景色』を楽しむことをしたことがありません。とにかくゆっくり急いで走るには、注意力を欠かしてはいけません。ということで許田から僅か11分の伊芸SAに立ち寄って早速休憩します。物見台で知られている伊芸SAですが、やはり夜だと記憶に残るものと変わらない景色しか堪能できません。それに加えてSAの施設は21:00でもって閉店しており、文字通りなにもありません。一通りカメラに収められるものは収めて、一路南城市を目指すことにします。<br /><br />この沖縄自動車道ですが、米軍基地を避けて作られており、自動車道ではあれど高速道ではありません。信号がないので早いといえば早いようにも思うのですが、自宅近くの名神高速を走るときのように『到着時間』がぐんぐん早くなるようなこともありません。それでも適度に飛ばしながら南下して行き、西原ICで一般道へ下りるものの繋がる南風原道路もも快走し、やっと南風原南ICで一般道へと下りることになります。許田から僅か50km、ホント短い道路です。<br /><br />ここからは20km程の距離ですが、伊芸SAでの『食事タイム』の予定が脆くも崩れ、南風原も中心部から離れると店もなくなります。下手するとコンビニまでなくなるかもしれない道中で、夕食調達に選んだ店はマックスバリュー八重瀬店。22:00を過ぎていましたが、ソバとおにぎりを購入できたので再び走り出し、道を間違えたの沖縄ワールドの横を通過して331号線へと入り、記憶にある『奥武入口』交差点から奥武島へと向かい。何事もなかったように見覚えのある『ゲストハウスりゅうかく』へと無事到着します。22:45着、チェックイン時刻である23:00には間に合いましたが、いつもながら遅い到着しかしない迷惑なお客1名でした。<br /><br />建物も懐かしいですが、迎えてくれるおじぃとおばぁにはホント癒されます。カエルの声が聞こえたり、磯の香りが風の向きによってはキツい程流れてくる素晴らしい場所奥武島。その中の一軒の宿に3回目にお世話になります。本当は来てすぐに気づいたことがあるのですが、あまり人に言うことではないので敢えて言わないことにします。二階の右手シングルルームが本日の寝床。その向かいにあるダイニングでチェックインをします。ここにエアコンがついていたのはちょっとビックリでした。チェックインといえど名前も書きません。前の宿泊データーをプリントアウトして持って来て頂くので、変更があるところのみ書いて下さいと言われますが全然変わりませんから(笑)。<br /><br />今回の旅で最も移動距離があった2日目の行程も無事終了し、他の宿泊客もいらっしゃる中適度に積もり積もった一年間の出来事を切り上げて、部屋へと戻ります。食べるものを食べた後シャワーを浴びると今日一日の緊張から疲れがどっと出て来ます。明日は糸満に宿替えをするだけの行程なので『No Plan』でもほとんど問題はありません。が、最終目的は夜の平和祈念公園に於ける『平和の灯火』の前夜祭なので、決して早い到着はできません。でもいろいろと考える気力もなく、気がつくと寝てしまったようです。<br /><br />昨日はホテル探しでウロウロしました。今日は移動距離のことを深く考えていませんでした…。明日はどうなるのでしょうかzzz。そして日が変わります。<br /><br />《翌日に続く》

≪2017.June≫あみんちゅ沖縄の一番長い日に触れる旅沖縄本島その弐之弐~二日目:万座毛・名護・美ら海水族館編~

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2017/06/21 - 2017/06/21

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たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。

たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん

≪2017.June≫あみんちゅ沖縄の一番長い日に触れる旅沖縄本島その弐之弐~二日日:万座毛・名護・美ら海水族館編~

一年間の沈黙の期間を経て実現した今回の来沖。エアーチケットとレンタカー・常宿の手配は1月の半ばには済ませています。しかしその後『資格試験』や『合格祈願』、そして『お礼参り』に加えて『戦争を辿る旅』にかまけていた結果、6月初旬まで計画を見直すことすら出来ませんでした。結果いつもながらではありますが『Special No Planの旅』で出かけることに…。10倍の回り道をしてしまったホテル探しに続くハプニングはどんなことが待ち受けているのでしょうか?それでは2日目が始まります♪

平成29(2017)6月21日水曜日
ホテルサンセットヒル 09:55 《0.0km・0.0km・76.1km・0.0km/h》
中泊郵便局 10:03《1.5km・1.5km・77.6km・11.3km/h》
10:10
恩納郵便局 10:23《9.1km・10.6km・86.7km・42.0km/h》
10:32
万座毛 10:34 《1.0km・11.6km・96.3km・30.0km/h》
《ジュース160×2 水110》
12:21
幸喜公園 12:47 《14.3km・25.9km・112.6km・33.0km/h》
13:12
名護郵便局 13:25 《8.0km・33.9km・120.6km・36.9km/h》
13:42
名護大中郵便局 13:45 《0.8km・34.7km・121.4km・16.0km/h》
13:53
ローソン名護高校前店 13:58  《1.5km・36.2km・122.9km・18.0km/h》
14:12
名護高校 14:16  《1.0km・37.2km・123.9km・15.0km/h》
14:43
名護大北郵便局 14:44 《0.2km・37.4km・124.1km・12.0km/h》
15:40
名護宇茂佐郵便局 15:49 《2.7km・40.1km・126.8km・18.0km/h》
16:00
八重岳山頂 16:40 《14.3km・54.4km・141.1km・21.5km/h》
16:45
八重岳野 16:48  《1.3km・55.7km・142.4km・26.0km/h》
戦病院跡 17:03
八重岳桜 17:08 《2.6km・58.3km・145.0km・31.2km/h》
の森公園 17:24
石くびり 17:31 《3.5km・61.8km・148.5km・30.0km/h》
18:03
本部郵便局 18:13  《3.0km・64.8km・151.5km・18.0km/h》
18:20
ファミリーマート  18:24  《2.4km・67.2km・153.9km・36.0km/h》
海洋博記念公園前店 18:34
美ら海 18:39 《3.0km・70.2km・156.9km・36.0km/h》70.2
水族館 20:08
ローソン 20:18 《6.0km・76.2km・162.9km・36.0km/h》
20:29
許田IC 20:57 《24.3km・100.5km・187.2km・52.1km/h》
伊芸SA 21:08 《18.2km・118.7km・205.4km・99.3km/h》
21:38
西原IC 21:58 《32.1km・150.8km・237.5km・96.3km/h》
マックスバリュ八重瀬店 22:08 《10.4km・161.2km・247.9km・62.4km/h》
    22:32
ゲストハウスりゅうかく 22:45 《7.8km・169.0km・255.7km・36.0km/h》


【宿泊】
ゲストハウスりゅうかく
《朝食付き禁煙シングルルーム 5,940円:直手配》
〒901-0614 沖縄県南城市玉城字奥武293番地24
TEL:098-917-4173
https://ryukaku.jimdo.com/
map code : 232 468 033

色々と行き先を考えながら寝てしまったにも拘らず、朝は珍しくパッチリ起きます♪とにかく『朝ごはん』!ということで、昨晩同様一階のレストランへと向かいます。朝食はバイキングですが、結構メニューが豊富です(嬉)。おまけに窓側の席が空いており、オーシャンビューでの朝食はサイコーでした!!おいしくボリューミーなお食事をたらふく頂いて部屋へと戻ります。ちょっと食べ過ぎたかな(笑)。

実は今朝起きた時にスコールがありました。晴れ〇〇を自称するたかティムさんはホント雨に降られたことがありません。しかし梅雨明け宣言もまだ出ていない沖縄に向かうのにはちょっと心配なところもありました。まあいつも『雨が降ったら車の中で昼寝をしよう』と決めている心構えがそうさせるのか、行動開始とともに晴れ間が出ます。今回も結局そうなったこともあり、恩納村にいるんだから…やはり『伊江島』へ!!!という気持ちが高まって来ます。そのくせ出発はそれほど早くもなく9:55となり、雨に濡れながら力強く咲いているハイビスカスに再訪を願って出発します。

前もっていくつかの立ち寄り地を設定し、まずは中泊集落の中泊郵便局へ。旅行貯金をするために立ち寄ります。そして旧道をしばらく走って国道58号線に合流し、恩納の集落を目指します。そして恩納郵便局へ。ここで既に10km走っていることから泊まったホテルは恩納村でも結構南の方だったことがわかります。局を出てそのまま役場の方面へと向かうとすぐに『万座毛』の交差点を見つけ思わず左折。名前は知っていても立ち寄ったことのない(記憶にない?)観光地を訪れることに急遽決定します(笑)。

10:30という早めの時間と思ったのが甘かった…。既にレンタカーは駐車場の空き待ちで列をなしており、その先には結構な数の観光バス。勿論この時期の観光客といえばどこぞの国の方々と相場が決まっているため、滞在時間を考えれば大したことないと判断します。入り口付近の駐車場は車列があっても、少し離れた駐車場では普通に空きがあることを知り車を回します。ただこの辺り『車上荒らし』が頻発しており、貴重品を車内に置くなと書かれています。金目のものは持たない主義ですが、そういえば『ETCカード』が入れっぱなしだったことは、車に戻って来たときに警らのパトカーを見て思い出しました。嘘じゃないんだと…。とにかく車を停めて歩いて行きます。駐車場には多くの土産物屋が並んでいますが、お土産を買う者はほとんどいません。大体は飲み物や食べ物をちょっと買っていくだけだったようにも見えました。ただその中で『帽子』だけはいろいろなものが飛ぶように売れていたのは確かです。実はこの日6月21日に沖縄地区の梅雨明けが発表され、夏の日差し真っ盛りの炎天下で、日差しを甘く見た観光客が慌てて買っていたようです。ちょっと笑ってしまいました(笑)。ちなみに被り物は『大嫌い』なたかティムさんは、『恰好が悪い』と言われようがなにしようが水にぬらした『タオル』でほっかむりをしています。その姿を見たらたぶん私に間違いありません(爆)。

とにかく冷たい飲み物がすぐ欲しくなる暑さゆえ、一服しもって水飲んで…を繰り返しながら歩いて行きます。小さな岬を周遊するように歩道が作られている万座毛、中でも人気のスポットは『象の鼻の形の岩』に間違いありません。沖縄の観光ガイドには必ず写真が掲載されており、一方通行の歩道を歩くと最初に見える場所であることから人が途切れることがありません。自分のことしか考えず人の写真に写りこむように場所取りをする輩の多さに並行してしまいます。誰もが写真に収めたい場所であるならば、さっと撮ってさっと場所を譲るような『心配り』は欲しいものです。景色はきれいですが、そういう場所ゆえの『人間のエゴ』が見え隠れする場所でもあった…それが残念でした。

対岸には『万座毛を望むホテル』として謳っている『ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート』があります。確かに借景ではあれど、この景色が見えるならば確かに…と思える節もあります。でも見えるとは言えど距離もあり、実際どれ位見えるのかは不明です。まあこの辺りのホテルに泊まることもないかとは思いますが…。

この石灰岩の浸食による景色と特有の植物で有名な場所ではありますが、一時事件の現場として有名になった場所でもあります。そんなことはどうでもいいのですが、この恩納村は先の大戦に於いて、米軍が沖縄本島に上陸した地点からそう離れてはいない場所になります。そのため逃げる場所を失った住民が身投げをした凄惨な史実の場所でもあります。観光地としては奇岩の織り成す景色は素晴らしいものだと思います。しかしその歴史には悲しい史実があったことを忘れてはいけないことだと思います。写真撮影で割り込んでもないも言わない輩たちを見ながらふとそんな思いに駆られました。

万座毛をのんびりと見学し、水分補給と一服をして車に戻ろうとしたところ『ウドゥイガマ』という史跡があるようなことをスマホで知りました。近くまで車で行けそうですが、駐車場待ちの車を追い越して行くのも…と思い徒歩で出発します。ただ…進んでも進んでもそれらしき『場所』にたどり着きません。時間的にお昼時ゆえ真上からカンカン照りのお日様が照り付けている状況。手持ちの水も底をつき、生き倒れになる心配をふとしてしまうと先には進めなくなりました…。機会があれば来ることもあるだろう…と理由付けをして途中で引き返します。自宅に帰ってから地図を確認するとたぶん半分の距離しか進んでいなかったことがわかり、適切な判断だったことを知ります。『No Plan』の怖いところかも知れません…。

結局引き返し、一段落した様子の駐車場を尻目に、少し離れた駐車場を目指します。途中この『万座毛』の名づけられたきっかけと言われている18世紀の琉歌歌人『恩納ナビー』の歌碑に立ち寄ってから戻ります。駐車場にはパトカーが停まっており、『なんも悪いことしてないけど…』なんて思っていたら、車上荒らしの警戒だったことを知りました。こんなところでご苦労様です。

2時間程かけて回って来ましたが、出発時に言っていたことが忘れられていました。『伊江島・いえじま・イエジマ』ですが、万座毛に着いたときに本部港から伊江島港へと渡るフェリーの時刻を勘違いしていたことに気づきました。13:00という出発時刻を考えていたところそれは伊江島港を出発する時刻であって、本部港出発は11:00の次は15:00でした。30分の航路であれば行って帰ってきて終了です。今更なのですがしょうがありません。そういうときの切り替えは早く、行けるところまで~のコースに切り替えます。結局12:05に万座毛を出発し、恩納の集落を通過し国道58号線へと入り、北上を続けます。

とにかく暑いので、少し走ると休憩します。幸喜ビーチ、名護市民ビーチとも言われる国道沿いのビーチですが、リゾートホテルの隙間にちょこっとあるような印象を受けました。6月21日といえばまだシーズンオフなのか泳いでいる人は見受けられず、ビーチを清掃して入り市民ボランティアっぽい方が歩いているだけです。まあ泳ぐことは考えていないので一服休憩の後走り出します。

直接本部へと向かうのであれば名護の街中を走ることはありませんが、せっかく名護に来たんだから…ということで郵便局を回ります。名護郵便局では撮り終えたフィルムを発送し、名護大中郵便局は駐車場がなく路駐して急いで用事を済ませ、名護大北郵便局はナビの指し示す場所にはなかったため、一服を入れるために近くのローソンへと立ち寄りました。実はこれが思わぬ成果を得ることは全くの偶然だったことを後で知ることになります。

ローソン名護高校前店。店舗名なんてどうでもいいんですが、ふと名護高校という響きに引っ掛かりを感じました。確か名護高校の敷地には『南燈慰霊之塔』が建立されていたはず…。慌ててスマホで検索すると、確かに間違いありません。ただ高校の敷地内ゆえ許可が必要なのは間違いないはずで、学校が開いている時間に限られる『難度の高い慰霊碑』のひとつとして挙げていた場所のひとつでした。記載されている名護高校に連絡を入れ、数分後にお伺いしますとお願いすると…しばらく時間があいて『事務所に立ち寄って下さい』との回答を頂きました。ただナビの指し示す場所と正門は場所が違い、少し時間はかかりましたが無事到着します。慰霊碑見学と要件を記載して『初めて』だということを告げると、職員の方が途中まで案内してくれました。この詳細については別途〝第二十八章あみんちゅ戦争を学ぶ旅~なごらん学徒看護隊(沖縄県立第三高等女学校)の足跡を訪ねて~〟に記述しています。

参拝を済ませて再び出発をします。ない場所は仕方がないので『タブレットナビ』を用いると、逆方向に移転していることを知りました。名護大北郵便局、沖縄の郵便局を回ることは珍しいのか局員さんが興味津々だったことが目新しかったです。この敷地内には沖縄を拠点とする衣類雑貨店サンキの名護店がありました。暑くても靴を履いていないと気が済まない性格なので、ずっと靴下+スニーカースタイルを通してきましたが、さすがに急に熱くなると耐えられません。そこで〝島ぞうり〟を購入し、助手席に置いておきます。一息ついたらまたドライブ開始で先へと進んで行きます。

少しルートから外れた名護宇茂佐郵便局でタイムアウトとなり、ここからは本部へと直行するルートを取ることになります。ただナビルートでは国道449号線を走るルートを指し示すのですが、せっかくならば行き帰りは違うルートを取りたいため、敢えて山越えルートを取ることにします。パイナップルパークや名桜大など時間があったら寄ってみたい場所もあれど先を急ぎます。しか~し、思わず左折をしてしまった『八重岳方面』の標識。

沖縄戦史に於いて上陸した米軍を迎え撃つため、主戦力である第62師団・第24師団は本島中部宜野湾以南に集結して持久作戦を取る戦略を取っていたため、北部は独立混成第44旅団第二歩兵隊の二個大隊で国頭支隊を構成し、国頭地区隊として名護付近に駐留を命ぜられるも、その後1個大隊を伊江島守備隊として配備するにあたり第二大隊は500~1,000名程度の小兵力なものとなり、本部半島にあった陣地を八重岳付近に縮小せざるを得なくなっています。その拠点となった場所が他ならぬこの八重岳界隈であることは、以前調べたことで知ってはいたもののこの数でどうしたのかは全く想像もつきませんでした。取りあえず山頂の車で行けるところまでは登っても、特になにかある様子もありません。北部の戦跡というと頭を傾げられることが多いことは聞いてはいたので、仕方なしに先を急ぐと…道路わきに小さな道標を見つけ急停車します。『野戦病院跡』と…。近日の雨で結構ぬかるんでいる道を100m程走ると先客がいらっしゃいました。そこに建立されていた小さな『標識』、国頭支隊本部壕・野戦病院跡とありました。数少ない北部の戦跡を取り上げているブログや文献に必ず掲載されている写真ではあるものの、まさかこれ程傷んでいるとは知りませんでした。詳細は別に記載しているのでここでは述べませんが、碑が建立されて18年の月日が、貴重な戦跡を土にかえろうとしているように思えてなりません。とやかく意見を述べるのではなく、このままで良いんだろうか…とただ思ったのは私だけではないのではないのでしょうか…。ただこれ以上はどうすることもできないので車へと戻り、先を急ぐことにします。

山道を走り続けること数分、大きく広がった公園が目に入りました。八重岳桜の森公園、日本一の早咲き桜である『寒緋桜』の名所として有名な場所です。ニュースでもよく放映されているのでいつも『来たいな~』とは思っていてもなかなか訪れるきっかけもありませんでした。とはいえ6月の全くのオフシーズンゆえ、『寒緋桜の木』を見ることしかできません。そこは仕方がないので一服を決め込んで出発しようとした際に事件が起こります。ポケットに入れていたiPhone7Plusがリュックを持ち上げようとした瞬間に飛んで行きました(驚)。画面を下にして落ちたので嫌~な予感がするも、『ガラスフィルム』が守ってくれるだろうと思っていたのが甘かった…。フィルムが割れていると思ってそのままにし、家へ帰ってフィルムを張り替えようとしたら…まさかの『フィルム』は無傷で本体ガラスにひびが入っていました(泣)。まあその後4日間気づかなかったのはおめでたい証拠なのでしょうか…。

気づかないまま走り始め、本部の街の中へと入る手前で見つけた『石くびり』の碑。沖縄舞踊所縁の碑ということらしいですが、よくわかりません。そして訪れる人もいないのか『くもの巣』だらけです。加えて雨上がりの足元の悪さも輪をかけて、頂上部にある展望台から『伊江島』や『本部大橋』の姿を確認しただけで降りて行きます。

そしていよいよ本部町の市街に入るも既に18:00を過ぎており、立ち寄った本部郵便局ですら閉まっています。まあここまでくれば目指す場所はひとつしかなく、プライベートで来た記憶のない『美ら海水族館』を本日最終の目的地とここにきて初めて決めました。本部郵便局から美ら海水族館まではすぐなのですが、直接チケットを購入するより、コンビニで前売り券を買った方が『安い』とは言われています。それもあって途中でファミリーマートに立ち寄るも、ファミポートでそれらしきものがhitしません。ここでモタモタしていると時間の無駄なのであきらめて先へと進みます。一度入り口を間違えて、駐車場にたどり着いたのは18:30を過ぎていました…。

ラッキーなことにこの時期20:00迄やっていることを到着して初めて知りました。ただ入場は19:00までなので駐車場の係員さんに急かされて小走りで向かいます。しかしどうしても写真を撮ってしまいます(困)。結局入り口にたどり着いたのは入場終了5分前、相変わらずのんきな性格です(笑)。券売機でチケットを購入しますが、4時からチケットは1,290円で、例えコンビニで割引券を購入していても差額が返される料金でした。結局は買わなくて正解でした♪

ただ…水族館というのはあまり私にとっては馴染みがある施設ではなく、流れるように見て終わりというイメージしかありません。それなりの入場料が掛かるということもあるのかも知れませんが、いろいろなシチュエーション別の水槽を眺めながらものんびり見ていくという気持ちになれないところもありました。しかし次にいつ水族館を訪れるのかは本当にわからないこともあり、ネタ集めの『自撮り』も含めてフラッシュを切っての写真で切り取っていきます。でも人が集まるところってやっぱり見とれてしまう要素もあるんですね~♪時間的にショータイムはありませんが、約1時間ゆっくり『海の中』を見学し、蛍の光に押し出されるように外に出たのは、ちょうど20:00ちょうどになっていました。

夜の帳が沖縄の地でも降りようとしているときも、なぜか見えている『伊江島・タッチュー』をカメラに収め、車へと戻ります。ここからが現実に引き戻される瞬間です。今晩は南城市の奥武島にある『ゲストハウスりゅうかく』にお世話になります。一般道を使って2時間弱と読んでいたのはまぼろしか…というしかなく、ナビが指し示すルートは、沖縄道をひた走っても2時間近く掛かるとのこと。なんせ100kmの距離があることを想像だにしていませんでした。とはいえ行かなければ始まりません。この時間だと道の駅許田もお店が閉まっているためスルーするしかなく、休憩処がわからないまま出発するため、本部町内のローソンで一服した後、いよいよロングランコースに挑むことになります。行きとは違う国道449号線をそれなりのスピードで名護まで快走し、途中から国道58号線へと入ります。さすが北部の中心都市と思える渋滞とまではいかなくてもゆっくりした走りを余儀なくされる区間を通り抜け、許田ICのややこしい『追い越し車線からの進入路』も無事クリアして沖縄自動車道へと入ります。この区間はやはり辺戸岬まで行った後糸満まで向かうときにも利用していますが、いつも日暮れ後ゆえよく言われる『景色』を楽しむことをしたことがありません。とにかくゆっくり急いで走るには、注意力を欠かしてはいけません。ということで許田から僅か11分の伊芸SAに立ち寄って早速休憩します。物見台で知られている伊芸SAですが、やはり夜だと記憶に残るものと変わらない景色しか堪能できません。それに加えてSAの施設は21:00でもって閉店しており、文字通りなにもありません。一通りカメラに収められるものは収めて、一路南城市を目指すことにします。

この沖縄自動車道ですが、米軍基地を避けて作られており、自動車道ではあれど高速道ではありません。信号がないので早いといえば早いようにも思うのですが、自宅近くの名神高速を走るときのように『到着時間』がぐんぐん早くなるようなこともありません。それでも適度に飛ばしながら南下して行き、西原ICで一般道へ下りるものの繋がる南風原道路もも快走し、やっと南風原南ICで一般道へと下りることになります。許田から僅か50km、ホント短い道路です。

ここからは20km程の距離ですが、伊芸SAでの『食事タイム』の予定が脆くも崩れ、南風原も中心部から離れると店もなくなります。下手するとコンビニまでなくなるかもしれない道中で、夕食調達に選んだ店はマックスバリュー八重瀬店。22:00を過ぎていましたが、ソバとおにぎりを購入できたので再び走り出し、道を間違えたの沖縄ワールドの横を通過して331号線へと入り、記憶にある『奥武入口』交差点から奥武島へと向かい。何事もなかったように見覚えのある『ゲストハウスりゅうかく』へと無事到着します。22:45着、チェックイン時刻である23:00には間に合いましたが、いつもながら遅い到着しかしない迷惑なお客1名でした。

建物も懐かしいですが、迎えてくれるおじぃとおばぁにはホント癒されます。カエルの声が聞こえたり、磯の香りが風の向きによってはキツい程流れてくる素晴らしい場所奥武島。その中の一軒の宿に3回目にお世話になります。本当は来てすぐに気づいたことがあるのですが、あまり人に言うことではないので敢えて言わないことにします。二階の右手シングルルームが本日の寝床。その向かいにあるダイニングでチェックインをします。ここにエアコンがついていたのはちょっとビックリでした。チェックインといえど名前も書きません。前の宿泊データーをプリントアウトして持って来て頂くので、変更があるところのみ書いて下さいと言われますが全然変わりませんから(笑)。

今回の旅で最も移動距離があった2日目の行程も無事終了し、他の宿泊客もいらっしゃる中適度に積もり積もった一年間の出来事を切り上げて、部屋へと戻ります。食べるものを食べた後シャワーを浴びると今日一日の緊張から疲れがどっと出て来ます。明日は糸満に宿替えをするだけの行程なので『No Plan』でもほとんど問題はありません。が、最終目的は夜の平和祈念公園に於ける『平和の灯火』の前夜祭なので、決して早い到着はできません。でもいろいろと考える気力もなく、気がつくと寝てしまったようです。

昨日はホテル探しでウロウロしました。今日は移動距離のことを深く考えていませんでした…。明日はどうなるのでしょうかzzz。そして日が変わります。

《翌日に続く》

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
5.0
グルメ
5.0
交通
4.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
高速・路線バス レンタカー JRローカル 自家用車 徒歩 ジェットスター
旅行の手配内容
個別手配

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