日野春学舎で見る犬塚勉絵画展

2017/06/02 - 2017/06/02

27日のテレビ「美の巨人たち」で、初めて犬塚勉さんの絵画を初めて見たのですが、「凄いなぁ」という印象を受け、どうしても実際に見たいと思って、出掛けてました。平塚市美術館では、2点の作品しか展示していません。旧日野春小学校での展示は、6月11日迄ですが、水、木はお休みです。
犬塚さんは、多摩丘陵、多摩川の自然に囲まれて育ち、1980年頃から本格的に登山を始められました。1988年9月26日、谷川連峰赤谷川本谷から平標山へ向かう途中、悪天候で遭難され、エビス大黒ノ頭で永眠されました。41才でした。
奥様が会場にいらっしゃいましたので、少しだけお話しさせて頂きました。
特急を甲府で降り、各駅停車で５駅ほど行くと日野春駅があります。無人駅も多くあるこの沿線ですが、日野春駅には電車が通る時刻には駅員さんがいました。駅から歩いて30分ほどのところに旧日野春小学校があります。平成25年に北杜市から社会福祉法人「八ヶ岳名水会」が旧小学校を借り受けて、「日野春学舎」と名付けられました。

エリア 長坂・白州(山梨)

• 旅行の満足度: 5.0

• 交通手段: タクシー JR特急 徒歩

日野春駅からコミュニティバスが巡回していますが、時間が30分ほどあったので、駅前で待ち構えていたタクシーに乗って、5分ほどで着いた旧日野春小学校です。帰りは、4時まで公共機関がないので、駅まで歩いて、楽しい30分を過ごしました。やはり歩かないと見れない風景がありますね。

階段下の校庭が駐車場になっています。

今日は本当に風が強くて、木が大きく揺れていました。リンゴの木でしょうか...白い花がたくさん咲いていました。

葉が強風に揺れていて、半袖の私は、ジャケットを羽織るほど寒くなってきました。

玄関前に冬の薪ストーブがありました。

２階が展示室になっています。

教室内に展示してあり、暗幕が室内に張ってあります。この辺りの気温は本日20度ということで、室内は、暑くはありません。

廊下に展示してあるデジタル複写絵は、テレビでも解説していたものですが、只今平塚市美術館にあります。

突き当たりの教室にはデジタル複写した絵が展示してあり、撮影可ということでしたので、撮らせて頂きました。

この教室から見た校庭側

犬塚さん愛用の登山靴、リュックなど

堪能した後、タクシーを呼ぶより、犬塚さんの絵を思い出しながら、歩こうと思いましたが、凄い風です。この強風のため、竜王と甲府間で倒木があり、特急あさまが停まってしまい、夕方まで復旧しないとのことでしたが、甲府発の特急かいじで帰って来れました。

左手は、八ヶ岳方面の山々

右手は甲斐駒ケ岳方面

麦畑です。

風で大きく揺れていて、美しい瞬間でした。

しつこく撮っています。

水田も良い景色です。

駅に着きましたが、電車が来るまで30分ほどありました。プラットフォーム裏手にも色んな草花が咲いています。

長閑な日野春駅。日陰は風が強くて、寒い！私はジャケットを着ていても、寒くて、日向で本を読んでしました。

気に入った絵葉書を買ってきました。解像度を下げてありますので、ちょっとご紹介を。この１点だけ、メルヘンのような雰囲気の作品です。奥様によると正面の大岩はあとで書き足し田母野だそうで、少女が立っているのが、他の絵とは全く異なっていました。
「私の夏休み」1987年

「梅雨の晴れ間」1986年

「6月の栗の木の下より」1949-88年

「午後の林」1986年

「林の方へ」1985年

「縦走路」1986年