初山形は仕事で かみのやま温泉に泊まる

2017/04/03 - 2017/04/07

急に依頼がきた山形へのツアーナースの仕事
正直4月は地元の祭りだの、普段仕事をしている職場のママナースが子供さんが小学校入学でしばらく半日が続くから仕事には入れないとか・・・まぁ毎年なんやかんやで忙しいわけです。

だけど行ったことがなかった山形だったし、温泉～って思って即返事。

そして一泊二日のツアーを２クールでこなして帰って来ました。

都内からの出発だったので、前泊して山形へ行って都内に戻ってまた前泊して山形行って・・・って面白いな・・・と思いつつツアーコンダクターはこういうことを繰り返しているのかぁと思うと大変だなってちょっと主人のことが頭にチラつきました。

エリア 米沢(山形)

• 旅行の満足度: 5.0
• ホテル: 5.0

• 同行者: 社員・団体旅行
• 交通手段: 観光バス

旅行会社が手配してくれた本日のホテルはなんと・・・ちょっといい噂のない赤坂のホテルでした。

申し訳ないけれどお清め塩とお札持参で行きました。

９階建の９階の部屋・・・なぜかきになる壁の写真・・薄気味悪さがどうしても拭えない。

なぜか？部屋のTVがついていた。。。普通に民放が流れていてなんだかそれも演出？？

何故か枕をはぐると血が小さいんだけど点々とついている・・・怖い！なんだよこれ！！
でもチェックインしたのは通常勤務が終わってからだったから夜21時過ぎ。。。今からシーツ交換は頼むのも面倒だし早く寝たかったからバスタオルを敷いて我慢することに。

そんなナーバスなスタートだったけれど、フロントには水のボトル一本自由にもらえたり、女性にはミキモトの使い捨て基礎化粧品が自由にもらえたり、洗面所のアメニティもミキモト

悪くはない。

だけど一晩中街の音だったり、廊下で騒ぐ音。。。おまけに夜中に何かに足を掴まれた感覚で目が覚め。。。結局ほぼ一睡もできない夜でした。

眠い目をこすり、電車は使わずタクシーで集合場所まで向かう・・・

同じことを添乗員さんもしたらしく、現地で挨拶を交わし、明後日は一緒に行きましょうかと誘ってくださる。

彼女も昨日同じホテルに泊まっていたそうだ。　よくこの会社はここを指定するらしい。だけど一泊素泊まりで１万もするならもっと他に安いところを案内してくれてもいいのになって思ってしまうような集合場所へのアクセスは不便な場所だった。

バスの中で挨拶をして、旅行中の健康管理は任せてください！とばかりに元気にご挨拶。

でも、山形までは遠いですねぇ・・・バスで行くなんて今まで経験なかったから身体が痛くなりました。

でも雪景色が見えてくるとテンション上がります！

結構な積雪量で驚きました。　サービスエリアで休憩すると外の風が冷たいこと。。。

本日の添乗員やバスの乗務員さんの賄いです。

山形は牛肉が有名でしょ・・米沢牛・・・だから？？　賄いで牛丼だったんです。それがボリュームあって美味しい柔らかい牛肉。

幸せでした～

最初に観光した場所は上杉神社でした。

上杉神社 寺・神社・教会

こういうところに来るともう少し日本史を勉強しておくんだったなぁ・・・と学生時代の不学をえらく反省してしまいます。

だけど昨日Qさまだっけ？　お勉強のクイズ番組を見ていたら海外旅行好きが嵩じて結構チリや建物を知っていることに自分でだてに旅してないな。。。と夫に偉そうに言ってしまった。　

そのあとは語り部の館という夕鶴の里という場所です。

語り部が鶴の恩返しを語ってくれたそうで私はこの時は中に入らず待機していました。

夕方16時過ぎ、無事今夜のお宿に到着です。

かみのやま温泉　日本の宿　古窯 宿・ホテル

私のお部屋は洋室でした。
小綺麗でとにかく行き届いています。

ひとつ難を言えば私は枕がもっと高い方が好きなので二個は置いて欲しいなと。

電気ポットや氷水の入った魔法瓶があったり、お菓子やお茶など一通り揃っていて気が利いています。
ただ、残念だったのが冷蔵庫が何もいれられないすでに販売用のジュースなどが入ったタイプの冷蔵庫だったのに、氷は有料でバケツくらい大きなたくさんの氷を持ってきてくれたのですが、なんかそこはちょっと納得できなかったです。

部屋にユニットバスがありましたが今回はおかげさまで両日とも病気や怪我のお客さんが出なかったのでのんびりさせていただき、大きな温泉があるのですがゆっくり浸かれてありがたかったです。

部屋から見えるロケーションはなかなかです。
スタッフの部屋にしては豪華ですよね。。。

ひとつポイントが高かったのが、陶器に入ったソーイングセットと爪切り。

しかも糸切りバサミがしっかり大きかったのでとても便利ですね。

また、私はホテル滞在の時は折りたたみの手作りゴミ箱を持っていきます。

ホテルのゴミ箱って大きすぎたり、設置場所が遠かったりで移動するのも面倒だったりするのでテーブルに置いて使います。

今回はお客さんに配られていたご当地キティちゃんを私までいただきました。
ありがたいですぅ・・・。

娘が集めていたからね。

旅館の中でのんびりお買い物したり、また、廊下には有名人の楽焼がたくさん飾られており、こういうものでもその人となりがよくわかり、やっつけ仕事の様な人ときちんと考えて描いている人の差がよくわかりました。

ロビー脇にはお茶カフェなどもあり落ち着いています。

自分でお湯をさして飲める紅花入り梅こんぶ茶などが置いてあります。

職場土産に買って帰りましたが、紅花の香りがほのかにして美味しい昆布お茶でした。

夕飯の時間になり大宴会場で三代目女将の挨拶とともに夜の宴が開催です。

櫓宴会というらしく、中心に舞台に似せた櫓が組まれています。
お客様は四方にテーブルがあるのでそこでお食事です。

ある程度宴会が進んだ頃、食事に行ってくださいと添乗員さんに言われて、指定された部屋に行くと、それはまぁ美味しい食事が揃っていて、多分お客さんと同じもののようで、とても美味しくて感動しました。　ここまで気にいる旅館の食事はなかなかないので私が今まで滞在した中ではダントツトップの旅館です。

かみのやま温泉といえば古窯なんですって。　主人が言ってました。

前泊とは違いぐっすり眠れて本当に快適な仕事でした。

朝食会場は宴会をした場所を一般のお客さんも入り皆で食べるビュッフェです。

手前からなんとなく見てとってしまったら最後まで撮りきれないほどの品数で失敗

明後日はもう一度取り直しの作戦を立てようと思っていました。笑

この旅館、とにかく素材をいいものを使っています。

今まで旅館の焼き魚で美味しいと思った朝食の魚はあまり記憶にありません。
鮭も脂があり、鯖の焼き物もとっても美味しかったです。

ホテルロビーには大きなお雛様が飾ってあり、山形の県花である紅花のタネが置いてありました。

二日目の行動はこんにゃく番所

玉こんにゃくやいろんなこんにゃくの試食販売を行っています。

丹野こんにゃく番所 グルメ・レストラン

すごい人で私は入り口で座って待っていました。

すると2回目の時、添乗員さんが差し入れにもらったお土産を私の分もくださいました。
有難や～家人が刺身こんにゃく大好きなので大喜び

そのあとは高橋フルーツランドという農園に行きました。

サクランボの花が満開だから看護師さんも行ってごらんよ、とお客様の声。

そうね、サクランボの花観たことないなぁ・・・と思ってハウスに入って思わず苦笑い。

そうだった・・サクランボの花って　要は桜の花だった・・・爆

でもソメイヨシノとかより白い花びらが大きい桜の花で、これが佐藤錦になるのねぇ・・・とじっくり観察

次は高畠ワイナリーへ

ここでも試飲販売をしているので店内はすごい人だかり・・・

でも目を離していると甘いジュースのようなワインが美味しいと店員がいないのをいいことに何杯も飲んでいる老人を発見！

いい加減止めないとと思い、声をかけるとそうね・・・とやめてくださったけれど足もとがおぼつかないほど急に酔い出して、お水をたくさん飲んでいただきました。

甘くてもアルコール度数結構ありますからね。

途中の昼食会場のドライブインで乗務員食を。炊き込みご飯好きなので美味しかったです。

この後、何度かトイレ休憩を経たのち、無事に最初のグループのツアーが終了しました。
私と添乗員さんはまた同じホテルで前泊する予定なのですが、あまりに暑かった山形の気候に着替えを持参していかなかったので私は一度自宅に戻ることにしました。

その途中の電車の中で、とっても嫌な若者？らしいマスクの女性に遭遇して不愉快な思いをしました。　何だろうな。。。電車の中は譲り合いって知らないのかな？と毎日通勤していそうなその人が哀れでもありました。

夜21時過ぎに着いた川崎のホテルです。もちろんビジネスホテルですが、何とマンションがホテルになっていました。　そして微妙に駅から遠くて何とも不便な・・・ここが前泊場所か。。。と。

翌朝添乗員さんがタクシーを予約してくれていて一緒に行く約束になっていたので楽チンでしたが、予約したタクシーの運転手が場所をわかっていなくてナビで誘導だったのですが、随分回り道したみたいで４千円以上かかりました。　折半でと言っていたのに出してくださり、経費では落とせない額みたいだったので自腹を切ってくれて・・・いい人でした。

何ともさっぱりした感じの人で、最初どうかな？って思ったけれど挨拶をしてすぐにサバサバした方だなと思い、また気が利くし添乗員さんとしてはGoodなんじゃないかな、と。

大手のあの会社はいつも使えない人が多い中、こっちの次に有名な旅行会社はできる人が多いです。航空券でスタートしたあの有名な旅行会社はクソだけどね。

こうやってスタッフ側に回るとツアーを使うにも目処になるなと思ったりしましたが、最近はまずツアーで行くことはしないから残念。

子供には教えてあげよう。

さ、今夜も古窯で一晩過ごします。

お部屋は同じ部屋でした。　連日入れ替わりで看護師が滞在している部屋です。　きっと皆さん満足したことでしょう。

廊下にはこんな茶室みたいな小さな場所もあり、可愛くアレンジしてあります。

今夜もまた同じ料理ですが、夕食会場が和室になっていました。

同じお食事ですみません・・・と仲居さん。

いえいえ、今夜は最初の一杯は何になさいますか？に生ビールと迷わずオーダー・・・
今夜も静かな夜と信じて。

紅花蕎麦だったかな。　これがとにかく冷えていて美味しいのなんのって。コシがあってすごく楽しみでした。

フォアグラペースト入りの茶碗蒸し

美味なんですぅ

カニの爪がこんなに身がしっかりしてプリプリで鮮度の良い甘いカニ爪を食べたのは初めてで驚きました。

そして鯉のお刺身もコリコリでしっかりした身で臭みなんて全くなくて最高に気に入りました。
普段、刺身を食べない私ですが、美味しくて二回ともしっかり完食です。

サクランボの酢漬けの寿司とか、タケノコとか本当に面白いお寿司でふぐ寿司はもちろんですが、他のものに感激してしまいました。

突き出しの木の芽和えや梅くらげとか何気ないものですら全て美味しくて、日本の旅館やホテルでここまで全てが美味しいと思ったことはなかったので、すごく良かったです。

プライベートで来てもいいなと思いました。

古窯名物の和風ビーフシチューだそうで、温玉を最後に乗せて出来上がりなのですが、高野豆腐や里芋を潰して素揚げしてあるものが入っています。　

ビーフシチューと言ったって大抵外で食べる牛肉は固かったりボソボソだったりするのですが、しっかりと味の染み込んだジューシーでとろけるような牛肉に、思わずお腹いっぱいと言いながらしっかり食べてしまいました。

もう一つ汁物があります。

これは山形名物芋煮という牛肉とほくほくの里芋。。。それを醤油ベースのだし汁で煮てあるものです。
地域によっては味噌だったり山形でも色々とベースの味が違うらしいです。

豚汁は関東ではやりますが、牛汁とは面白い！そしてほんのり甘みがあってとっても美味しかったです。自宅でもやってみようと思いました。

ご飯までつくのですが、もうお腹がいっぱい。

すごく嬉しいのが熱いものは熱くてしっかり温度管理がされて、提供時間をきちんと配分している証拠です。

冷たいお蕎麦から熱々のお味噌汁・・・どれも大満足。

デザートまでつくのです。

それがホテル名物　窯プリン　

蒸しプリンなのですが美味しかったです。　これはもう食べきれなくてお部屋に持ち帰って食べました。　本日中ならということで許可をいただき、部屋に戻ってお腹がこなれてから食べちゃいました。

この日もおかげさまでどなたも発病、怪我もなく温泉でゆっくり浸かり、露天風呂まで堪能してぐっすり眠れました。

楽しみだった朝食も前回見ていたのでどこに何があるかは承知しています。

で、食べたいものだけ・・・って取り過ぎだし。

でも、微妙に料理も違ってとっても充実していました。
カレーが辛くて美味しいんです。そしてビーフカレーなんですよ。

本当に米沢牛っていうくらい有名な産地で牛肉が安価で手に入るのか？高級なブランド牛だと思うんだけど・・・地元って素晴らしいってやつですね。

もちろん今回も同じ行程で観光をして帰るのですが、途中でおトイレが間に合わないというお客様がいて、急遽羽生パーキングでトイレタイムです。

こんな作りになっていて驚きました！

ゆっくり今度行って見たいです。

都内はもう桜がほぼ満開でした。

山形に出かける今週の始めはまだ3分くらいだったんですがね。

買わない、買わないと言っていたのに結局なんだかんだとお土産を買ってしまいました。

フルーツランドでは娘が大好きなラフランスが赤ちゃんの顔くらい大きい品種で、甘くてとっても美味しかったので。シルバーベルという品種です。

また、6月中旬以降に届くように佐藤錦を１キロも予約してしまいました。

そして途中のサービスエリアではいろんなものを見つけては購入・・・職場への土産もなんだかんだ買っちゃいました。

福島土産で有名なままどうるは妹からのリクエスト

こんなに買った理由は・・・なんと！主人が迎えに来てくれたのですぅ

神だわ～　都内で落とされてもちょうど通勤ラッシュの時間帯・・・一昨日の嫌な電車の中での思いもあって小のスーツケースとはいえ、荷物を持って満員電車に乗るのはちょっと勇気がいったので・・・

仕事帰りに合わせてきてくれた夫に感謝しつつこういう甘やかされた生活をしているもので美味しいものやらダラダラ過ごす旅が続き、ますます中年太りは加速していくのでした。