冬の修学旅行

2017/02/13 - 2017/02/18

今年最初のツアーナースの仕事は北海道へのスキーを兼ねた修学旅行の添乗でした。

マンモス校の男子校、先生も全員男性、もちろん添乗員さんも全て男性の中、紅一点？の私ともう一人の看護師2名での一週間でした。

初スキー旅行への同行だったのですが、やっぱり冬のツアーはインフルエンザは出る、胃腸炎は出る、怪我は出る出る・・・で一週間ほぼ寝不足できつい一週間でした。

だけど同行した看護師さんも良い方だったし、旅行会社の方も楽しいフレンドリーな方々で、個性は強いもののとても過ごしやすい一週間でした。

学生さんたちも感じの良い生徒が多く、挨拶はきちんとできるしとても気持ちの良い学校で、先生方も男性ということもあり良い意味でファジィな感じが新鮮でした。

雪質の良さが羨ましいくらいのルスツリゾートの片栗粉みたいな雪を踏みしめて生徒さんたちがスキーをしているのを眺めながら昼間はそれなりに過ごせました。自分がスキーをやっていた頃は北海道で滑るスキーが憧れでしたが、今は仕事としてスキー場を訪れるようになったけれど、やはり雪景色はいいものだなとたまに見る雪は新鮮でした。

エリア ルスツ(北海道)

• 旅行の満足度: 4.0
• ホテル: 5.0

• 同行者: その他
• 交通手段: ANAグループ

羽田集合のハードなスタートでしたが、空港までは早朝のため夫が車で送ってくれることに。だけど、渋滞で怪しい時間になってしまって途中で降りて電車で向かうことに。

なんとか集合時間には間に合ったものの、この学校の体質なのか？３０分前には全員集合ですでに打ち合わせが始まっていました。

焦りながらも到着すると機転を利かせてくれた同行の看護師さんがちゃんともうすぐつくことを言ってくれていました。

ツアーナースを始めて何回かの添乗をして学んだこと。

腹が減っては戦ができぬ。　ということで、隙を見て朝ごはんとおやつを購入。
羽田空港ひとくちおこわ・・・おいしかったです。

そして大好きな治一郎バウム　十分満足なスタートでした。

新千歳空港まで１時間で着くなんて思ってもいなかったのが正直な気持ち。

前回北海道に行った時からもうだいぶ経つので記憶ではもう少しかかったような気がしたんですがね・・・。

だけど、機内でWifiが使えるのが嬉しい。　マイルで利用しました。

空港に到着してから数十台に分かれて最初に全体で小樽観光に向かいます。

待機場所があるのでそこが本部ということで向かったのですが、とにかく雪がすごくて看護バックを持って歩くのがきついこと・・・。

雪は眺めるのはいいけれど、歩かなきゃいけないとなると慣れていないので大変です。

しかもUGGのブーツを履いていたのですが、防水性は優れていて保温力も最高。。。だけど、底がツルツルなの。。。ダメぢゃん。。。

本部はカフェテリアという運河沿いの店

七段のレインボーソフトクリームが有名というところです。
これがまた大陸の方やお隣の国の方が大勢で・・・

待機のために予約というフダが置いてあるにもかかわらず平気で座る。同行の看護師さんが怒っていました。　私は先月の上海でもう感覚的に麻痺してしまい、大したことないなって感じでしたが。

ストーブのそばで食べる生チョコソフトクリームは美味しいです。

でも外を眺めるとこれこの通り・・・

こんな除雪された雪を見たら外を歩く気になれません。

だいたいここ、本部といってもひどいんです。トイレがないの。
トイレは隣のベネツィア美術館のを利用してくださいということでいって見たのですが、とてもじゃないけれどそんなところ使えない！ってくらい臭い、汚い、びちょびちょ。。

で、私は右隣のカフェにコーヒーを飲みに行きながらトイレを使うことに。

とほほ・・・な感じでしたが、ゆっくりはできなかったけれど美味しいコーヒーでした。
甘いものだけじゃなくてサンドイッチとかがあるといいのにな。。。と思いました。

無事集合時間まで時間を潰してホテルにようやく向かいます。途中の山はとても雪が深くて怖いくらいでした。

ルスツリゾートはとても広い素敵なホテルでした。
入り口には大きなメリーゴーラウンドがありました。夜の到着だったので綺麗でしたよ。。

子供が乗れるサイズです。

スキー場の方にはカマクラもあったりイルミネーションが綺麗に木々に輝いていました。

お部屋はトリプルルームを一人で使えるという贅沢なお部屋！

快適だったしベッドもしっかりとしたマットで寝心地がよかったです。ただ、忙しくてなかなかゆっくり眠ることはできませんでした。

部屋方もイルミネーションを観ることができてちょっとロマンチックでした。

滞在中の食事ですが、とにかく茶色いものばかり・・・

下の写真はお昼ご飯。　

どれも美味しかったんですが、男子学生には最高の料理らしく、よく食べていました。ただ、女性にはだんだんきつくなってきて、三日目のランチにカツカレーが出た時から胃痛と胃もたれで参りました。

とりあえず体力を落とさないようにとしっかり食べましたが、とっては見たものの食べれなくなっていて、初日の夜はなんと職員会議の後、部屋に戻るとケーキが差し入れされていました。

これは旅行会社さんからの配慮だったようですが、私は写真に収めて終わり・・・。さすがに食べられませんでした。

朝食も微妙に同じようなものばかりだったけれど種類はありました。

日が経つにつれて病人が出てきておかゆを作ってもらう必要が出てきたために、朝食に白米とは別に粥が出されるように。

さすがに学生たちも連日の茶色い食事に寝不足になるほどの夜更かし（していたようで夜中に保健室に行くと多くの部屋からおしゃべりや笑い声が聞こえていました）

途中クラス別行動の日があって私はまた小樽観光に同行だったのですが、さすがに５時間以上あのカフェテリアにいるのはきつくて、先生達に許可をいただいてランチに行かせてもらいつつ、何かあれば電話で。。。と自由にしてくださいました。

だけど雪がすごくて私には嬉しいけれど歩くのがきつくて、結局初日に見つけていたすしざんまい小樽店に入ることにしてそこで時間を潰しました。

関東で入ったことがなかったので新鮮でした。　店は少し賑やかなエリアから離れていることもあり、客がまばらでしたのでカウンターに座って板さんとおしゃべりをしながら２時間ほど過ごしました。

お酒を飲みたかったけれどさすがにそれはNGということでお茶とあら汁で我慢です。

だけどこの時期しか食べられないニシンの握りを食べることができて、生のニシンは脂も程よくとても歯ごたえがよくて美味しい魚でした。　煮付けてある鰊は亡くなった祖母がよく上手に煮てくれて、それが大好きだったので味は知っていましたが、生はとても歯ごたえがあるしっかりした身でした。

北菓楼に行ってシュークリームを買いたいと思ったのですが、これがまぁ店内はあちらの方達で溢れており、とてもゆっくり観れる感じではありませんでした。
なので諦めて寿司を食べに行ったのですが、寿司屋通りの寿司の高いこと。　とても仕事で立ち寄る値段ではなかったので諦めました。

去年大阪マリオットで高いランチを食べて後悔したので。。。笑

そんな自由な時間もいただけたりして、そういうのが仕事でありながらも楽しい滞在で、ホテル内のBarでジャズの演奏をしているのを聴いたり、こんな写真のディズニーのようなカントリーベアーの演奏を聴いたりして楽しいホテル内の生活でした。

アリーナにはキッズ向けのスキー練習場があり、クレヨンしんちゃんのスキースクールとして開講していました。

ルスツは外国人が本当に多く滞在していました。

話しかけても良かったんだけど、皆ホテルロビーの椅子でPCをしたり読書をしたりしていたので、時々目があうとアイコンタクトで挨拶をする程度で、私は折り紙をしたり、看護記録を書いたり、PCをいじったりしていたので特に話はしなかったのですが、同行の看護師が面白い人で、勝手に彼はジェフだのサムだのキャサリンだのと名前をつけてなんだかイメージを膨らませていて、その話を聞くのが面白かったです。

部屋でのんびりできたら良かったけれど、仕事ですから本部で待機、が通常で。
だけど、今回はその本部に待機の先生が陣取っており、旅行会社の人と私たちは少し離れたフロント前の椅子で座ってそれぞれの仕事をこなしていました。

毎日細かい雪が降る中でのレッスンでしたが、温度が低いわりには風がなくてそれほど辛くなかったと生徒さんがいっていました。

山が三つくらい全てスキー場でとても楽しそうでした。

ゴンドラで山を乗り継いで滑ってくると結構な距離になるらしく、先生方も滑っておられる方が楽しいと喜んでいました。

インストラクターの方々も壮観です。　班別に分かれてしっかり教えてもらうので、これだけの人数が必要なんですよね。

インストラクターが褒めていました。この学校は毎回とてもいい子たちで礼儀正しくて素晴らしいと言っていました。

なんだか私まで嬉しくなって親の気分です。

生徒さんたちが滑っている間は少しだけ時間が取れますのでのんびり館内を回ったりして過ごせました。

リゾート内には室内プールがあり、波が出るプールで夜になると水着姿の方達が何人かいました。

そういえばリゾート内には大浴場があり、生徒さんも利用可ということでした。私は最後の夜だけ利用しましたが、とても広くて洗い場の数もありいいお湯で温泉に浸かれてゆっくりできました。

モノレールで隣のウェスティンホテルに移動ができるので美味しいケーキを食べようと、同行看護師さんに声をかけて出かけてみることに。

雰囲気も明るくロビー前のラウンジでショートケーキをお持ち帰りで購入しました。
S.P.Gの恩恵が受けられて、ポイントつくし割引で購入できました。ラッキー

モノレールからの景色を眺めつつ滞在しているホテルに戻ると、なんとまた呼び出し。
病人、けが人が・・・

ここからが忙しかったです。　

真夜中に嘔吐する生徒が出たり、胃痛を訴える生徒さんなどなど・・・。疲れが出てきていたのでしょう。

数名の生徒さんを残して翌日は札幌市内に移動です。

翌日移動してからの夕食はサッポロビール園でのジンギスカンでした。

実はちゃんとしたジンギスカン鍋で初めて食べたのですが、いいですねぇ・・・おかわり自由ということでお腹がいっぱいだったけれど、ついついラム肉だったこともありお代わりしちゃいました。

なんたって最初に同行看護師さんに火加減をお任せしたら強火で全部乗せ・・・。おかげで焦げ焦げのジンギスカンになってしまってなんとなく不消化だったので、火加減を調節して2回目は最高に美味しいジンギスカンを食べることができました。

ここでもアルコール抜きなのはもちろんですが、サッポロビール・・・なのにぃ・・・と思いながら隣で先生方がリボンシトロンを飲んでいるギャップが面白かったです。

最後の夜の滞在先は駅前のホテルでした。
二箇所に分かれての滞在でしたが、私の滞在したホテルの方が少し新しいということで、綺麗なホテルでした。

部屋は小さいながらもヨーロピアンな雰囲気の部屋で最後の看護記録のまとめには快適な机があり、眠い目をこすりながらまとめました。

その日のうちに記録をあげないと、忘れてしまうことがありますから眠くても頑張って仕上げます。　仕事が終わり次第コピーをとって、学校への提出と会社へ提出して終わりです。

さすがに最後の夜は体調不良者も出ずにすみました。

朝食はホテルが変わればずいぶん雰囲気も変わります。　美味しそうなサラダをとって色とりどりの朝食になりました。

生徒さんは札幌市内に出かけて、午後１５時半までに空港に向かいます。

私はバスガイドさんオススメのホテル近くの人気のラーメン屋にお昼を食べに行ってから空港に向かいました。
ビルの地下にあるラーメン店で、清潔な感じがいいということで小綺麗にしている店でした。
一番人気と書いてある味噌ラーメンにしたのですが、後になってからガイドさんがオススメしていたのは海老塩ワンタン麺だったことを思い出して後悔しました。
だって赤味噌なんだもの・・・　しかも卵がなぜ？？？煮卵ではなくスクランブルエッグ・・・ちょっと想像と違って元祖な感じのサッポロラーメンが食べたかったなと少し不満が残りました。

でも、麺がしっかりモチモチとしていて美味しかったです。

お昼を食べたらサクッと空港に向かいましょう。

ところが駅まですぐと思ったら荷物を持って移動している私たち・・・もう一人の看護師さんも一緒でしたが、土地勘がないので東口から乗ればいいものを延々と歩いて西口まで行ってしまいました。

お陰でロスタイムが生じ、ちょっと焦りました。私は１５時半でよかったのですが、もう一人の看護師さんはフライトが違うので１時間早い集合時間なので。

だけどまぁ問題なく到着したのですが、指定席じゃないととてもじゃないけど混んでいて荷物があるので辛いと思い、指定席車両に移動しました。

するとなんとローカルな・・・車内で指定券は買えるのですが変だなぁと思ったのが、ネットや構内で指定席券を購入できるのだそうだが、なんと車内と連動していないので、もし満席になった場合は構内やネットで購入した人が優先なので立たないといけないということを車掌さんに言われました。

なんで？？？変なの・・・と思いながらも了承して購入しましたが、席の場所も決まっているわけではないので、もし後から乗ってきても私たちが車内で買ったことがわかったとしても声をかけてどいてくださいって客が言えるのかしら？？と。

変なシステムです。さすが田舎！と思ってしまいました。

空港で、チケットをもらいスーツケースを預けいれた後は少し時間があったので、空港内のマッサージ店にこそっと入りました。

途中で呼ばれることもあるので２０分だけお願いしましたが、それでも気持ちの良い時間でした。

空港で挨拶をして、解散してから電車で自宅まで帰りましたが、地元駅に夫が迎えにきてくれましたので荷物も運んでもらって楽チンでした。
職場にお土産や家庭に色々と買ってきました。

いつも夫に仕事に行って何土産買ってるの？？無駄遣い・・・って言われちゃうんですが、まぁこれが楽しいのよ、と一度で二度美味しい旅を今回も満喫してきました。

この旅行記へのコメント （2）

• たらよろさん 2017/03/05 15:31:54

  そうだった、、、、忘れてた（笑）

  こんにちは、ママブー♪さん
  
  ママブー♪さんって、ツアーナースさんだったんだよね。
  修学旅行の男子生徒のスキーって、
  絶対過酷だわ〜って文面だけで感じちゃう。
  
  確かに冬の北海道にスキーって、私も若い頃は憧れだった。
  夜行バスに乗って、白馬まで行くのも凄いことだったのに。。。
  今は、カナダとか行っちゃうものね（笑）
  
  雪質の良い北海道のスキー場はスキーを愛する外国の方にも人気なんですよねー
  久しぶりに雪を踏んでみたいな（笑）
  
  たらよろ

  ママブー♪さん からの返信 2017/03/05 16:46:19

  RE: そうだった、、、、忘れてた（笑）

  拙い私の旅行記にいつもコメントありがとうございます！
  本当は産婦人科の看護師なんですよ。だけど勤め先が産科を閉めたのがきっかけで
  あれもこれもと色んな分野を学んでいるうちに好きがこうじてツアーナースなんぞをやり始めた
  というわけです。
  
  大変な事はどんな仕事も同じですよね。 どんな分野でも。
  だけど、なんていうか一話完結篇、みたいな達成感を得る仕事が多分好きなのかも。
  救命救急センターにいた時も、手術室にいた時もそうだったな、って多分そういう流れのある仕事が向いているのかも。
  
  男子学生、可愛いよ〜♪ なかなか今の若者も捨てたもんじゃ無いな、って感じること多かったです。
  
  たらよろさんは今年はどんなラグジュアリーな旅を楽しむのかな？
  楽しみにしていますね！
  
  今年も元気に旅に出よう♪