2017/04/02 - 2017/04/02
108位(同エリア248件中)
まみさん
越生の梅林は今年2017年も見に行き損ねてしまったので、恒例の小川町のカタクリはぜひ見に行きたいと思っていました。
小川町の公式サイトに掲載された開花状況をにらめっこし、この週末4月2日が最後のチャンスだと思いました。
ただし、カタクリは日が差さないと、花がカタクリらしくきれいに反り返りません。
なので、天気予報ともにらめっこし、曇天予報であれば、今年はもうカタクリはあきらめて、森林公園の早咲きチューリップを見に行こうかと思っていました。
幸い、小川町のこの日曜日の天気予報は終日晴れでしたので、カタクリの方を見に行くことに決めました。
ただ、我が家の近辺の朝の天気は薄曇りの中、時々日が差す程度でした。
これでは、動物園とはしごするために張り切って早朝から出かけても、花が開き気っていなくてがっかりするかもしれない、と思い、動物園の後に出かけることにしました。
誤算でした!
やはり花撮影散策は、なるべく朝から行くべきでした。
昼になるにつれて天気が良くなり、この分ならカタクリがきれいに反り返っているだろうと期待できたのですが、つい動物園に夢中になってしまい、到着したのは15時半。
それでもまだ天気が良くてあたりに日が差していたので、期待していたのですが……なんたること!
カタクリとニリンソウの里の斜面は北向きなので、到着したときはすっかり日陰になっていました。
ただし、昼間の日差しを受けて、カタクリの花たちがカタクリらしくしっかり反り返っていたところは、計算通りでした。
そうはいっても、小川町のカタクリ詣は今回で9度目。
日差しを受けて輝くカタクリや、玉ボケの光の下のカタクリの写真を撮ることができた過去の記憶もあるので、私のテンションはすっかり落ちてしまいました。
花数は多くて、状態も良く、写真に撮りたいとわくわくできるカタクリはたくさんありました。
でも、いざファインダーに収めてみると、もっと好みの写真が撮れたときのことを思い出して、いちいちがっかりしてしまいました。
だけど、16時を過ぎて、他に誰もいなくなってもねばっていたら、だんだんと好みの写真が撮れるコツを思い出してきました!
はじめのうちは16-300mmの広角ズームレンズでズームしても、なかなか思ったような前ぼけあるいは後ろぼけの写真が得られず、たくさんカタクリが群生していることは分かるけれど、なんだかごちゃっとした、説明的な写真ばかりになっていたのです。
きのうの雨のせいか、足元がぬかるんでいて、急な斜面でぺたっと膝をついて体を伏せるのははばかれたせいもあって、せっかく持参したマクロレンズもほとんど使えませんでした。
でも、好みの写真がゲットできるようになってきたら、だんだんとテンションが上がりました。
また、花の中には、形は良いのに、花びらをよくよく見ると、白い斑点のはげがあったのですが、どうしてもその花を撮りたくて、斑点を目立たせないようにうんとハイキーで撮ってみたら、それがとても気に入りました。
そして同じ花でも雰囲気ががらっと変わるのをいいことに、一度撮ったカタクリをもう一度ハイキーで撮り直してみたりもしました。
でも、必ずしも一度撮った写真と全く同じアングル、同じ背景になるわけではないので、被写体が同じでも違うアプローチをすれば、それはやはり違う写真だなぁと思いました。
であれば、何度も同じ花の写真を撮ったっていいじゃないか、と開き直れました。
それに、日が沈んでいたので、カタクリの反り返った花びらは少しずつ少しずつ閉じていきました。
それは目に見える速さできなかったのですが、あのあたりの群生の写真をもう一度撮ろうと思って戻って来たら、さっきと形が違っている、と気付かされました。
そんなわけで日差しも落ちてしまったので、他もどうせ日陰だろうから割愛し、今回は群生の近くで写真が撮れるカタクリとニリンソウの里でしか撮影しなかったのですが、結果的に同じ場所で1時間以上カタクリ撮影に励んでしまいました。
というわけで、この旅行記はカタクリの写真だけでまとめ、他にも撮った春の花は次の旅行記にまとめました。
ちなみに、カタクリとニリンソウの里の名のとおり、ニリンソウも咲いていたのですが、今回はニリンソウの写真は撮り損ねました。
<9度目となった2017年の小川町カタクリ詣は、先に訪れた埼玉こども動物自然公園の方がメインとなってしまった1日の旅行記のシリーズ構成>
□(1)動物園編(前)なかよしコーナーの可愛い子ヤギや子ヒツジたちに会いたくて~春休み期間開催中だったレッサーパンダのおはなしタイム
□(2)動物園編(後)プーズーの赤ちゃんの名前投票がしたくて~さよならコアラのピノっち、屋内展示場では見納め
■(3)カタクリ編:日が沈んでしまった後のカタクリがゆっくり閉じていく様を眺めながら
□(4)しだれ桜は満開を迎えたさまざまな春の花たち~動物園と小川町と西光寺にて
※ただし、動物園編の旅行記よりも先にカタクリ編をアップしています。
埼玉こども動物自然公園の公式サイト
http://www.parks.or.jp/sczoo/
カタクリの開花状況を確認した小川町の公式サイト
http://www.town.ogawa.saitama.jp/0000001414.html
<タイムメモ>
09:40 家を出る
10:28 高坂駅発の鳩山ニュータウン行きのバスに乗車
10:40 埼玉こども動物自然公園に年パスで入園
(渋滞で5分遅れ)
10:45-11:15 なかよしコーナー
11:20-11:25 乳牛
11:30-12:15 レッサーパンダ
(11:45-11:50 レッサーパンダのおはなし)
12:15-12:20 小動物コーナー
12:20-12:30 プーズー&赤ちゃんの名前投票
12:30-12:35 小動物コーナー
12:40-12:45 放し飼いマーラ
12:55-13:50 コアラ
(13:00~コアラのおはなし)
13:50-13:55 ミナミコアリクイ
13:55-14:00 シマオイワワラビー
14:15 動物園を出る
14:30 高坂駅行きバスに乗車
14:46 高坂駅発東武東上線に乗車(森林公園駅乗換え)
15:08 小川町駅に到着
15:14 パークヒル行きバスに乗車
15:25 伝統工芸館前の停留所に到着
15:40-16:45 カタクリとニリンソウの里
17:05-17:15 西光寺のしだれ桜
17:41 伝統工芸館前から小川町駅行きのバスに乗車
18:02 小川町駅発の東武東上線急行に乗車
19:00頃 帰宅
<これまでの小川町のカタクリ旅行記>
8度目:2016年3月26日
「小川町カタクリとレッサーパンダ動物園で春を満喫(1)しだれ桜に迎えられた西光寺&小川町と動物園のすがすがしい春の花々」
http://4travel.jp/travelogue/11116603
7度目:2015年3月29日
「あきらめなくて本当に良かった!~今日の小川町のカタクリとレッサーパンダ詣(1)7度目の小川町カタクリ詣でだけどアクセス編&ちょっとだけ覗けた西光寺とカタクリまつり」
http://4travel.jp/travelogue/10996014
6度目:2014年4月6日
「久しぶりの小川町のカタクリとニリンソウの里~カタクリは、ちょっぴりピークを過ぎていたけどやっぱり愛しい@」
http://4travel.jp/travelogue/10874581
5度目:2012年4月7日
「小川町の満開のカタクリの里は薄曇りの中で哀愁を帯びて(前編)ぎっしりのカタクリ・カーペットと山道を彩る春の花」
http://4travel.jp/travelogue/10659866/
4度目:2010年3月26日
「はかない日差しの下の小川町カタクリ詣(1)反り返っている方が貴重だったカタクリ」
http://4travel.jp/travelogue/10443388/
3度目:2009年3月26日
「3度目の小川町もカタクリを求めて(2)7年目のコンニチワ、カタクリさん」
http://4travel.jp/travelogue/10320829/
2度目:2008年4月3日
「今年も小川町のカタクリを求めて(1)念願の満開のカタクリ」
http://4travel.jp/travelogue/10231097/
1度目:2007年3月21日
「小川町のカタクリの里を訪ねて(3)クライマックス(本命のカタクリの花)(完)」
http://4travel.jp/travelogue/10133787/
※カタクリの以外の花をメインにした旅行記を含めた、これまでの小川町カタクリ詣の旅行記のURL集は、シリーズ最後の次の旅行記の末尾にまとめました。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
今回は、西光寺の裏手の群生地は割愛して、この橋からのショートカットをとる
-
橋を渡れば、最大の群生地のカタクリとニリンソウの里はもうすぐ
-
15時40分到着、ああ、なんたること!
まだ日が高いので大丈夫かと思っていたら、あたり一面、すっかり日陰でした。
がーん、がーん、がーん、がーん! -
カタクリ自身は理想の花姿の美女ぞろいなのに
-
カタクリの里って風情で、とってもいいかんじなのに
すっかり日陰になってしまって、ほんとに残念。 -
こんなにきれいな花姿のカタクリがそろっているのに
-
あたりを染める薄紫も、日陰のせいで寂しげな色に
-
こんなにたくさん咲いているのに
-
日が差さないので寂しげに見える
-
大勢いても、それぞれが孤独な現代都会人のよう
-
この斜面も、日差しがあれば、もっと輝いていたろうに
もっと早くに来ていれば、さんさんと日が差していたかと思うと、余計に悔しくなりました。 -
日差しがあれば、反り方が中途半端なこの子も、もっと楽しげに見えたろうに
-
すごくきれいに反り返った理想の子がたくさんいるのに
-
前ボケにトライしてみたけど、正直、テンションは上がらず
-
草むらにひっそり、という風情にはちょうどよいかな
-
この子も、もしかしたら日が差さないせいで、もう花びらが閉じ始めたのかも
-
ああ、こんなに咲いているのに……
木もれ日が欲しかったです。
昼間ならたくさんあったはずです。
と思っていたところ……。 -
ほんの少しだけ差した木もれ日に照らされたカタクリの花
-
ちょっぴりの木もれ日に透き通ったカタクリ
でも、光が当たったのは、ほんの一部で、ほんのちょっとの時間だけ。 -
うっすらと、情けの木もれ日が差した斜面
写真にすると、あまり目立たなくて残念です。
というより、それが撮りたいのであれば、目立つように撮るべきなんですよね。 -
みんなおつとめをすませて、眠りに入っていくのね
-
けだるげな雰囲気は今の私の気分にぴったりかも
-
日陰でも、こんな理想の花姿のカタクリが、全然見られないよりはずっといい
-
番傘のような花姿の子も、たまにいるくらいなら興味深い
あたり一面、カタクリがみんなこの姿であったとしたら、がっかりしてしまいますけど、たまになら、ね。 -
翼を休める渡り鳥のように
すばらしい模様の葉もフレーミングしてみました。 -
木もれ日の玉ぼけを背景に
まだあきらめるのは早いかもしれません。 -
けだるげな乙女たちは、見られていることを意識せず
このくらい主役の花が引き立つように撮れれば満足。 -
垂れ下がるおしべはカーテンのふさ飾りのように可愛い
-
公演を終えてほっとしたバレーリーナたちが楽屋に戻って来たよう
あいかわらず日陰ですが、やっと好みの構図の写真が撮れるようになってきました。 -
木もれ日の玉ぼけが神々しく
明るい薄曇りの方が、晴れているときのように花びら自身の影が花に差すことなく、きれいに撮れるのは確かです。 -
そう思うと、曇っていても花たちは楽しそうにしているように見えてくるから不思議
-
だから、がっかりする必要なんて、ほんとにあるの?
-
こんなにステキに咲いているのに
-
薄暗くなってきて、見えない妖精たちが周りに集まってきたかのよう
-
カタクリたちも、なんだか日が沈むまでのひとときを楽しんでいるよう
-
人間は私しかいなくなったこのカタクリの里で
-
イチオシ
人間がまだ残っているのを気付かずに、カタクリたちがこっそり語らい始めたか
-
あるいは、カタクリに集まった光の玉の中にいる妖精が
-
日が暮れるまでのこの時間帯は私たちの目覚めの時よ、と
-
カタクリの中に隠れていた妖精仲間を起こしに来たのかも
-
そんな妖精たちが、人の目には見えねど、カメラを通したら、うっすら姿を表したのかも
-
イチオシ
カタクリたちを、いっそこのくらいハイキーに撮るのはいかが?
表紙候補でした。 -
いままでこういう色使いでカタクリたちを撮ったことはなかったけど
-
カタクリたちをますます幻想的にとらえることができたかも
-
遊ぶ子どもたちを見守る母親が醸し出すやわらかい雰囲気と共に
-
だんだんと花びらを閉じ始めた花たちも増えてきた中で
-
おしべとめしべは閉じる花びらから逃れるように、ぐんと下へ伸びるけど
-
大切なものを守ろうと、ゆっくりゆっくり花びらは閉じていく
-
私たちはもうすぐ寝る時間だから、妖精さんたちも自分たちの家へお帰りなさい
-
イチオシ
そんなところに隠れていても、丸見えですよ、とでも言ってるのかもしれない
これも表紙候補でした。 -
人の目に感じ取れないけれど、ゆうっくりゆうっくり花が閉じていく
-
みんなさっきよりも花を閉じ始めたかしら?
-
花びらの閉じ方にはコツがあるのよ
-
イチオシ
カタクリの中の白い妖精の目覚めのとき
どれを表紙にするか候補の中からさんざん悩みましたが、カタクリをここまで白く撮れたのも面白いと思い、これに決めました。 -
ちょっぴりはにかみやさんもいる
-
イチオシ
チャームポイントの花心の模様がくっきり際立つ
これも表紙候補でした。
ここまで透き通って撮れるなら、私の好みの逆光撮りに近いかも。 -
他の仲間からちょっと離れて一人だけで咲いていた子も
-
兄弟が先に眠ってしまった子も
-
三姉妹で仲良く固まっていた子たちも
-
イチオシ
もうすぐテレポーテーションしていってしまいそう
これも表紙候補でした。 -
いまの時間だけ魔法がかかったように
-
別世界のカタクリたちを見せてくれたのかも
-
イチオシ
そうしてまた明日、朝を迎えたら
-
日差しに合わせて花開く、いつものカタクリに戻るから
-
丸太の1つに座って、しばし夢を反芻した後、カタクリとニリンソウの里を後にする
時刻は16時45分。
ここだけで1時間過ごしました。
この時間になったら、他の群生地に行っても、さっきまでのテンションで撮影散策できるとは思えなかったので、ひと休みしたあと、カタクリ撮影を引き上げました。
でも、すっかり日が落ちてしまっても、やはり帰る前に西光寺のしだれ桜を見に行くことにしました。
どっちにしろ、もう急ぐ必要はないのです。
というわけで、本日撮ったカタクリ以外の花の写真は、次の旅行記「行楽日和の春休みの満開の小川町カタクリ詣と埼玉こども動物自然公園(4)しだれ桜は満開を迎えたさまざまな春の花たち~動物園と小川町と西光寺にて」にまとめました。
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